新入社員も本格的に業務を始めるこの季節。メールはいまや仕事に欠かせないツールです。でも、新人に教えているそのルール、本当に合ってますか?今さら人に聞けないルールからサクサク仕事をこなすための文例、そして恥をかかないために知っておきたい、メールの技術。

メールには「時代性」がある!?

 仕事で毎日大量にやりとりする人も少なくない、ビジネスメール。そんなとき、こんな疑問にぶつかる人は多いと思います。

・連絡先に登録するとき、全部「様」をつける?
・全文引用はメールを重たくするから失礼?
・「させていただきます」という敬語は間違い?

 …もし、新入社員にこう聞かれたら、なんと答えますか?

 もちろん会社によってルールはありでしょう。しかし、上記のような例も含め、メールのマナーや文章の書き方について、いろいろなルールが飛び交っています。その中には個人的な思い込みがネットなどで広がってしまったものもあり、すべてが正しいわけではありません。

 さらに、メールの通信環境や日本語そのものが変化して、正しいと思われるルールも変化してきています

 この連載では、書籍『知らないと恥をかく文例から、そのまま使える文例まで ビジネスメール文章術』から、知っておきたいルールと文例をご紹介したいと思います。