次のような基本的なルールを教えます。
・家に入るときは「こんにちは、お邪魔します」ときちんと挨拶をする
・遊ぶのは案内をされた部屋だけ
・トイレに行きたいときは「トイレを使ってもいいですか」と聞く
・他人の家の冷蔵庫は、勝手に開けない
・部屋のドアや棚、引き出しも勝手に開けない
・食べ物は、そこの家の人が「どうぞ」と言って初めて食べていいことになる
・長居せず、帰るときは「ありがとうございました、お邪魔しました」と言う
・遊ぶのは案内をされた部屋だけ
・トイレに行きたいときは「トイレを使ってもいいですか」と聞く
・他人の家の冷蔵庫は、勝手に開けない
・部屋のドアや棚、引き出しも勝手に開けない
・食べ物は、そこの家の人が「どうぞ」と言って初めて食べていいことになる
・長居せず、帰るときは「ありがとうございました、お邪魔しました」と言う
など、1つひとつ、具体的に子どもに教えていくと、理解できるはずです。

友だちの物を
盗ってしまう2つの理由
子どもが友だちの物を盗る理由は、主に2つあります。
1つは、自分が欲しかった物を友だちが持っていた場合。自分の物にしたいという気持ちが強いこだわりになり、盗ってしまうケース。これが大半でしょう。
もう1つが、報復的に盗るケースです。自分の嫌いな相手で、その相手に対する罰として物を盗って、自分の気持ちを晴らします。
どちらのケースも、いきなり起こるものではありません。友だち同士の物々交換などが先にあり、それが盗るケースへと変化するパターンがよく見られます。
例えば、友だち同士でカードゲームをしていると、友人間でカードの交換をするようになります。
この交換を繰り返していると、ASDの子どもは自分に都合のよい解釈を進めてしまい、そのうち、「これなら盗ってもバレないし、自分の物と同じことじゃないか?」と思ってしまいます。
これを防ぐためには、「自分の物と他人の物を内緒で交換してはダメ」と、保護者が子どもにしっかりと教えておくことが大切です。