2位は「丸亀製麺」などを展開する持ち株会社トリドールホールディングスで、平均年収は765.0万円(平均年齢40.5歳)だった。丸亀製麺も国内外で店舗を積極的に拡大しており、海外では「MARUGAME UDON」の看板で300店舗を突破している。
3位は、「すき家」「はま寿司」「COCOS」「なか卯」「ロッテリア」「ジョリーパスタ」「ビッグボーイ」「オリーブの丘」「華屋与兵衛」などを展開する持ち株会社ゼンショーホールディングス。平均年収は742.7万円(平均年齢39.9歳)だった。牛丼から回転ずし、ファミレス、ハンバーガーショップと業態の幅が広いのが特徴だ。
4位は「吉野家」「はなまるうどん」などを展開する持ち株会社の吉野家ホールディングスで、平均年収は736.6万円(平均年齢48.2歳)。同社は創立以来、牛丼を主力に成長してきたが、今年5月に公表した新中期経営計画において、「第三の事業としてラーメンに注力する」方針を掲げたことで注目を集めている。
5位は「ケンタッキーフライドチキン」を展開する持ち株会社、日本KFCホールディングス。平均年収は730.0万円(平均年齢44.8歳)だった。同社は三菱商事の傘下にあったが、米投資ファンドによる株式公開買い付け(TOB)が成立し、24年9月18日をもって上場廃止となった。本ランキングでは対象期間の公平性を保つため、そのまま掲載している。
なお、外食大手の日本マクドナルドホールディングスは単体の従業員数0人の純粋持ち株会社のため、今回のランキング対象外となった。
次ページ以降では、6位以下を含む全96社の順位と平均年収を掲載している。トップ5には惜しくも入らなかった、サイゼリヤや松屋フーズHD、モスフードサービスや王将フードサービス、串カツ田中HD、くら寿司など、人気チェーン企業の順位と平均年収はどうなっているのか。ぜひ、確認してみてほしい。
最後に、この年収ランキングは上場企業に対象を絞っているため、持株会社が上位に入りやすい傾向がある。持ち株会社の傘下には多くの子会社があり、それら企業の平均年収とは異なることに留意してほしい。
(ダイヤモンド・ライフ編集部)