F:2割!かなり高い割合ですね。……いや、今回は有意義なお話をたくさん伺うことができました。軽規格のEVの登場を楽しみにしています。もちろん価格次第ですが、これはインパクトがありますよ。待ち遠しい。最後に、監視の恐怖と受容の速度の話を一言でまとめていただけますか?

東:“怖さ”は言葉では消えません。だから実機の画面と店頭の顔で線引きを見せて、試乗と日常での使いやすさで粛々と実績を積み上げていこうと思います。

F:素晴らしい。ありがとうございました。

インタビューPhoto by A.T.

 最後に伺った“中国系のお客さんが2割”という数字は高くて驚きました。ヒョンデの国内販売は、韓国系のお客さんが1割もいないんですよね。この差はいったい何なのでしょう?

 それにしても今回はいろいろ、驚きと「やはり」が多い取材でありました。

 次回は今年のCOTY(日本カー・オブ・ザ・イヤー)を虎視眈々と狙うクルマの登場です。それではみなさま、ごきげんよう。

(フェルディナント・ヤマグチ)

EVは新車で買うもの?

 こんにちは、AD高橋です。

 シーライオン7を初めとして、EVに興味がある人の多くは、新車購入を検討するはず。クリーンエネルギー車に位置づけられるBEVは、国の「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」(CEV補助金)の対象。ただし補助金を受けられるのは新車購入時のみなので、必然的に新車を買う人が多くなります。

BYD「シーライオン7」(広報写真)BYD「シーライオン7」(広報写真)

 また、距離を走って何度も充電を行ったEVだと、駆動用バッテリーの劣化を心配する人も少なくないでしょう。EVはハイブリッド車とは比較にならないほどバッテリー容量が大きいため、交換費用は高額になります。某輸入プレミアムブランドの正規ディーラーで保証の話を伺った際に、「ちなみにフラッグシップEVの駆動用バッテリー交換が必要になった場合、費用はどのくらいかかるか」と聞いたら、「200万円を超えてくる」とのことでした。