©小山宙哉/講談社
チームの先頭に立ち、明確に指示を出し力強く牽引していく――これが理想のリーダー像だと考えている人は多いのではないだろうか。実は、このような従来の“優秀な”リーダーは時代遅れになりつつある。それでは今、求められているリーダーとは、どんな人物像なのだろうか?※本稿は、長尾 彰『宇宙兄弟「心理的柔軟性」リーダーシップで、チームが変わる!リーダーの話』(Gakken)の一部を抜粋・編集したものです。
南波六太が
力を発揮できた理由
リーダーとは常に、メンバーの先を行っていなければならない。
これは、マンガ『宇宙兄弟』の第1話に登場した六太の言葉、「兄とは常に、弟の先を行ってなければならない」を、「リーダー」に置き換えたものです。
同書より転載。©小山宙哉/講談社 拡大画像表示
さて、あなたならこの言葉から、どのようなリーダー像をイメージしますか?目標に向かって迷うことなく先頭を突き進み、メンバーに「こっちだよ」とルートを明示しながら牽引していく。何かトラブルが起これば、真っ先に駆けつけて的確な指示を出していく――。そんな姿でしょうか。
あくまで僕の想像ではありますが、あの頃の六太なら、リーダーの在り方に対してもこのようなイメージを抱いていたかもしれません。







