無意識の「落下不安」が
体をこわばらせる
実はこれと全く同じことが、眠っている間のベッドの上でも起きているのです。
ベッドの幅が狭いと、私たちは無意識のうちに「落ちてしまうかもしれない」という緊張を体に強いています。この無意識の緊張が、筋肉をこわばらせ、眠りを浅くする原因になるのです。
快眠の鍵は「自由な寝返り」
そもそも、寝返りは快眠に欠かせない生理現象です。体圧を分散させ、血行を促し、布団内の温度や湿度を快適に保つ重要な役割を担っています。
しかし、ベッドの幅に余裕がないと、この大切な寝返りを無意識に制限してしまいます。
あなたに必要なベッド幅の目安
快眠のために最低限必要なベッドの幅は「肩幅+40~50cm」と言われています。両手を軽く広げたくらいのスペースがあって、初めて心身ともにリラックスできるのです。
ベッドは単なる家具ではありません。日中のパフォーマンスを左右する、最も重要な「健康器具」と捉えて、最適なサイズを選んでみてください。
※本稿は『とにかくぐっすり眠りたい 老舗ふとん店の12代目がこっそり教える快眠法60』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。








