ペプシコーラ、ケンタッキーフライドチキン、ピザハットを次々と再建し、「フォーチュン」や「ハーバード・ビジネス・レビュー」が選ぶ世界トップリーダーである伝説のCEOデヴィッド・ノヴァクが、成功者100人から得た知見を『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』にまとめている。本記事では、その一部を抜粋・編集し、「成功し続ける人になる秘訣」を紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

【不安解消】「なんでもできる人」が“密かに”やっている習慣・ベスト1Photo: Adobe Stock

なんだか不安……

新しい職場や知らない人ばかりの会議、色々な人がいる懇親会。
そんなとき、胸のあたりがふわっと落ち着かなくなることがありませんか?

「ちゃんとやれるかな」
「失敗したらどうしよう」
「うまく話せないかも」

不安は、目に見えないのに、なぜかずっしりと重たいものです。
不安すぎて「行きたくないな」「参加するのはやめようかな」と躊躇ってしまうことも。

でもその不安、少しだけ“書き出す”ことで軽くなるかもしれません。

成功する人がやっていること

数々の企業を立て直してきた伝説のCEO、デヴィッド・ノヴァクは、不動産・メディアの分野で活躍するライアン・サーハントから新しい環境で不安を克服するためのシンプルなテクニックを聞き出しました。

新しい環境で不安を克服するのに役立つテクニックを開発した。
それは、スマートフォンに、その状況のメリットとデメリットを書き出すというものだ。
自分が不安になっている原因は何か、その状況から得られるかもしれない良いことは何かを考えるのだ。
――『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』より

スマートフォンのメモアプリを開き、「メリット」「デメリット」と二つの見出しを打つ。
たったそれだけで、頭の中のもやもやが言葉に変わっていくのです。
デメリット欄には「失敗したら恥ずかしい」「うまく話せないかも」と、自分の弱気な声が並ぶ。
でもメリットのほうを埋めていくと、「新しい人と出会える」「学びがある」「慣れたら楽しくなる」と、少しずつ前向きな景色が見えてくるのです。

不安を飼い慣らすことが成功への道

不安は、未来の“悪い予想”が生み出すものです。
だから、書くことでその予想を現実と切り離す。
スマホの画面という小さな枠に閉じ込めてしまえば、
不安は“敵”ではなく“整理できる対象”に変わります。

考えすぎる前に、まずは一枚のメモを用意しましょう。
そのときの秘訣は、「悪いこと」ではなく、「良いこと」に目を向けること。
そうすればどんなことにも挑戦できるようになり、結果的に「なんでもできる人」へと成長できるのです。

(この記事は『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』をもとに、一部抜粋・編集し作成しました。)