また、スピリチュアルが好きであること自体は誰も傷つけていないと述べましたが、スピリチュアルは、時として霊媒師や占い師、教祖といった「司る者」から洗脳され、その結果、周囲に迷惑をかけたり、不快な思いをさせる危険性をはらんでいます。
洗脳されてしまうと、「このすばらしさをみんなに教えてあげたい」という善意が暴走するため、興味がない人にも施術や入会を勧めたり、借金をしてまでのめり込んでしまい、家族が精神的に疲弊したり、お金を貸すことになるといった迷惑を被る恐れもあります。
無知
――「他責グセ」のある人の特徴(7)
無知であることも他責グセになってしまうことがあります。
『何でもまわりのせいにする人たち』(小日向るり子、フォレスト出版)
簡単に言うと、物事を知らないため、物事の仕組みをワンパターンでしか考えられないということです。
幼児がいたずらをしたり、友達に意地悪をしたりして怒られた際に、「私は悪くないよ、○○が悪い」と友達や兄弟のせいにするという言動はよく見られますが、それは幼児が見ている世界がまだ狭く、知能が発達していないため、物事を知らないからです。
定型発達(発達障害《自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、学習障害など》を伴わない、年齢相応の身体的、知的、社会的、情緒的な発達が順調に進んでいる状態)の人であれば、無知が他責グセの要因になっていることはあまりありませんが、可能性としては考えられます。







