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ボラティリティ、コンセンサス、エビデンス……。自分をかしこく見せたいため、必要以上に専門用語を使ったり、過剰な敬語を並べたりする人がいる。しかし、そのような言葉を多用するほど、相手との距離が広がってしまう。会話で信頼を得る人が行う「シンプルな会話」の中身とは?※本稿は、五百田達成『本当に頭がいい人の話し方 会話IQ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。
難しい言葉や横文字は
偉そうに聞こえるだけ
×「それだとボラティリティが大きすぎるからさ」(ぼら……??)
×「もう少しチャンクアップして考えようよ」(ちゃ……??)
×「ある程度の粒度でやってくれないと困るよ」(りゅ……??)
なにかと難しい言葉を振り回す人がいます。
最新の専門用語、内輪でしか通じない業界用語など、相手がわからない可能性がある言葉を平気で使って話します。
「イチイチ言い直すのがめんどうだから」「他に適当な言い方がないから」「わからなかったら尋ねてくれればいいし」というのが、そういう人たちの言い分です。
ですが、当然、相手としては困ってしまいます。
まったく知らない場合もありますし、「こういうことかな?」と推測すれば思わぬ誤解も生まれます。イチイチ確認するのも場の空気を乱してしまうし、「不勉強なこっちが悪いのかな」と落ち込んでしまうことも。
またこういった難しい言葉の欠点は、排他的で偉そうに聞こえること。
人によっては「親切じゃない」「バカにしてる」と悪印象につながることもあり得ます。







