DJポリスの使った技術は、
お店の売り上げ貢献にも使える
こんなことがありました。仕事で移動中、手軽に食事をとりたかったときのこと。ファーストフードをみつけた私は、早さ優先で入りました。ですが、私の注文したフィッシュバーガーは、どうやら時間がかかるよう。「それじゃ、出ようかな」と思ったところに、この店員さんのコトバでした。
「できたてをご用意いたします。4分ほどお待ちいただけますか?」
そのコトバで、私は待つことに決めました。できたてなら美味しいし、いいかと。でも、考えてみると、できたてなのは当たり前です。これからつくるのですから。待った上に、できたてでないということはありえません。この店員さんのコトバは、切り口「好きなこと」を突いていて、私はそのコトバに動かされました。
もし、これがただ
「4分ほどお待ちいただけますか?」
というお店都合のお願いだったら、私はお店を出ていました。早さ優先で入ったので。でも
「できたてをご用意いたします。4分ほどお待ちいただけますか?」
のように私の好きなこと、メリットから話したことで結果を変えました。実はどちらも同じ、「4分待って」という内容だし、出すフィッシュバーガーも一緒です。ストレートにお願いをするのではなく、相手の「好きなこと」を使うことにより、結果を変えることができたのです。「ノー」を「イエス」に変えられたのです。