読書通帳に魅力を感じているのは、実は子どもだけではない。
「図書館の中には、有料で大人向けにも読書通帳を提供しているところもあります。希望者は多いようで、ご年配の方にも利用されています。これまでに読んだ本を記録で振り返ることができる点が、特に好評のようです」(坂東氏)
赤ちゃんからお年寄りまで、あらゆる年代の人々を図書館に呼び込むポテンシャルを読書通帳は秘めている。そして、図書館に人が集まるのはその地域にとっても大きなメリットになるという。
「いま、図書館は地域の人をつなぐ拠点としての役割に大きな期待が寄せられています。多くの地域で人口減少が進み、財政状況も厳しくなるなか、老朽化した公共施設の更新時期を迎えているところも少なくありません。そうした中で、公民館や博物館など、これまで別々に存在していた施設を複合化する動きが広がっています。そして図書館は、その中心的な施設としての役割を担うことが期待されています」(坂東氏)
一方、図書館の開館時間に訪れるのが難しい、社会人や学生をメインターゲットとした「図書館サービスの拡大」も進行中だ。
「通勤・通学の途中でも本を借りられるように、駅に“マイナンバーカード対応予約本貸出ロッカー”を設置しました。予約はウェブサイトから行い、受け取り場所としてロッカーを指定すると、数日後には本が届く仕組みになっています。返却も、ポストに入れるだけで完結します。24時間365日いつでも利用可能なので、仕事帰りや朝の少しの時間に立ち寄れて便利です。」(西村氏)
奈良市の近鉄大和西大寺駅に設置されたマイナンバー対応「予約本貸出ロッカー」 株式会社内田洋行提供
私たちの知っている図書館の仕組みは、これからも時代の変化と地域のニーズに合わせ、どんどん革新的な変化を遂げていくのかもしれない。これからの図書館の進化に要注目だ。
株式会社 内田洋行
情報システム、教育システム、オフィス構築を手がける専門商社。「ICT」と「空間」の両面から、学校教育、公共、オフィスにおいて、人の可能性を拡げる「場」づくりを支援している。内田洋行が提供するIT図書館システム「ULiUS(ユリウス)」は、図書館を地域の中核とし、“快適な生涯学習環境作り”のためのサポートを行っている。
情報システム、教育システム、オフィス構築を手がける専門商社。「ICT」と「空間」の両面から、学校教育、公共、オフィスにおいて、人の可能性を拡げる「場」づくりを支援している。内田洋行が提供するIT図書館システム「ULiUS(ユリウス)」は、図書館を地域の中核とし、“快適な生涯学習環境作り”のためのサポートを行っている。







