ぎっくり腰の特徴として、何度も繰り返して発症するという傾向がありますが、それは生活習慣を変えていないことが原因です。治ったからといって、同じ姿勢で何時間もPC作業をしたりしていると再発してしまいます。

 一度ぎっくり腰になった経験があると、筋肉がこわばってきたところで「そろそろ危ない」という感覚が分かると思います。そこできちんと休憩をとることが、再発を防ぐ重要なポイントです。

ぎっくり腰になる背景には
「自律神経の乱れ」が

 ぎっくり腰は、同じ姿勢をとり続けていることに加えて、自律神経の乱れが背景にあります。現代のビジネスパーソンは、仕事で強いストレスを受けて、1日じゅう交感神経の優位な状態が続いています。交感神経は体を活動状態にする働きがあるのですが、それが夜まで続くと筋肉が過緊張となって、ぎっくり腰を起こしやすくなってしまうわけです。

 特に、PCやスマホの画面を見続けていると、交感神経が興奮して夜になってもなかなか寝付けません。その結果、睡眠不足や睡眠の質の低下を招き、さらに自律神経のバランスを崩してしまうのです。

 ぎっくり腰の予防や再発防止には、そうした悪循環を断つことが必要です。それには、気分転換のための適度な運動や就寝前の入浴がおすすめ。39~40℃のぬるめのお湯に15分ほどつかっていると、心身ともに緊張状態が解けて副交感神経が優位となっていきます。

 そして、質のよい睡眠をたっぷりとるようにしましょう。

 ただし、お湯を熱くしてしまうと交感神経が刺激されて、逆効果になってしまうので注意してください。

 なお、椎間板(ついかんばん)ヘルニアや脊柱(せきちゅう)管狭窄(きょうさく)症などでも、急に腰が痛むことがあります。腰だけでなく脚全体にもしびれや痛みがでるようならば、単なるぎっくり腰ではないかもしれません。専門医の診察を受けるようにしてください。

四十肩や五十肩に
なってしまう原因とは?

 ある日突然、肩の関節付近に強い痛みが起こり、腕が水平よりも上がらなくなる。40代から60代の人にこうした現象が起きたら、それは四十肩(または五十肩)が疑われます。