やはり人手不足が続く外食業で、すかいらーくホールディングスがファミレスの店長が年収1000万円以上を目指せる人事制度を導入したように、もしかすると敬遠されがちだった現業が働く人にとってフロンティアになりつつある、のかもしれません。
キャリアにおいて重要なのは戦略的な「土俵選び」です。人気のある土俵を目指すのもよいですが、自分が勝ちやすい土俵を選んだほうが当然、勝利しやすくなります。
冒頭で述べた大切な視点とはこの土俵のことです。ホワイトカラー内での競争が激化し、非常に高度な能力が求められ、それ以外の人が削減される危険にさらされる。一方、現業系では仕事がいっぱいあるのに人手不足で給与が上昇し、かつ自分の経験を生かして勝てる状況が生まれている。
そう考えると、とくに若い人は後者に自分の土俵を移し活躍の機会を見出す選択もあり得ると思います。
(参考文献・資料)
日経新聞 米テック、AI代替で雇用絞り込みへ 有名大学卒でも「入社できない」
内閣府 経済財政運営と改革の基本方針2025
帝国データバンク 人手不足倒産の動向調査(2025年度上半期)
帝国データバンク 人手不足に対する企業の動向調査(2025年7月)
日経新聞 公共工事の労務単価6.0%上げ 国交省、13年連続で







