スーパーの食肉売り場では、消費期限がギリギリになったパック詰めが、20%引きや半額などのお得な値段で売られることがよくある。こうした見切り処分の肉を見つけた場合、どうしているだろうか(写真はイメージです) Photo:PIXTA
日経平均株価が5万円を突破、など景気のいい話はどこ吹く風。米も卵も電気代も、あれもこれも値上がりばかりで庶民はため息をつくよりほかない。急に冷え込んだ寒さもあって、懐の寂しさが一層気になる人も多いだろう。『〈スペシャル版〉日本人の9割がやっている「残念な習慣」』(青春出版社)から、光熱費と健康管理の「損する習慣」を見直し、「得する習慣」を抜粋して紹介する。(ホームライフ取材班 福田尚之)
エアコンの室外機、おしゃれを取るか、効率を取るか
エアコンの室外機は、いかにも無機質なデザインで造られている。インテリアにこだわりがあったり、庭やベランダでガーデニングを楽しんだりする人は、目に触れないように隠したくなるかもしれない。
こうした場合、ぜひ使ってみたいと思わせるグッズが室外機カバーだ。庭に溶け込む木製タイプをはじめ、おしゃれなものがたくさん販売されている。けれども、エアコンの効率を考えるなら、運転中にかけておくのは考えものだ。電気代が高くついてしまうのは間違いない。
エアコンの室外機は一般的に、前面に吹き出し口、側面と背面に吸い込み口がある。カバーをかけたままの使用がNGなのは、吹き出し口から放出された空気の動きが妨げられ、側面や背面に回り込んでしまうからだ。
この結果、冷房運転中なら吹き出された熱を持った空気、暖房中にはひんやりした空気が、吸い込み口まで回って取り込まれる。当然、冷暖房の効率は落ちて、余計な消費電力が必要になってしまう。エアコンを運転するシーズンに限っては、室外機カバーをはずしておくのを忘れないようにしよう。







