ダイヤモンド編集部厳選 必読!今週のニュース3本Photo:Patricia Marroquin/gettyimages, PIXTA

ゴルフウェアブランド「パーリーゲイツ」などを展開するアパレル大手TSIホールディングス(HD)は、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の助言を基に大規模なリストラを進めてきました。ところが、リストラ案の法的リスクを指摘したTSIの法務課長が自らも退職勧奨の対象となり、「退職強要に当たる」としてTSIとBCGを東京地裁に提訴していたことがダイヤモンド編集部の取材で分りました。TSIが経営の中枢に関わる人員削減をBCG頼みで進め、両社の歪んだ関係の下で実行された“丸投げリストラ”の深層に迫ります。本稿では、元法務課長が退職に至る詳細な経緯や裁判の焦点を明かします。『必読!今週のニュース3本』では、本記事に加え、『JAL次期トップ人事で事務系の“王政復古”なるか』と『川崎重工業社長が明かす、あえて選択と集中を進めない理由とは』の3本を紹介します。(ダイヤモンド編集部)

【スクープ】BCGをアパレル大手TSIの“元法務部ナンバー2”が提訴!大規模リストラの「指南役」をただす異例の“コンサル泥沼訴訟”の全容

BCG泥沼訴訟 丸投げリストラの全内幕

 ゴルフウェアブランド「パーリーゲイツ」などを展開するアパレル大手TSIホールディングス(HD)は、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の助言を基に大規模なリストラを進めてきた。ところが、リストラ案の法的リスクを指摘したTSIの法務課長が自らも退職勧奨の対象となり、「退職強要に当たる」としてTSIとBCGを東京地裁に提訴していたことがダイヤモンド編集部の取材で分かった。長期連載『コンサル大解剖』内の特集『BCG泥沼訴訟 丸投げリストラの全内幕』では複数回にわたり、TSIが経営の中枢に関わる人員削減をBCG頼みで進め、両社の歪んだ関係の下で実行された“丸投げリストラ”の深層に迫る。初回の本稿では、元法務課長が退職に至る詳細な経緯や裁判の焦点を明かす。 >>記事を読む

JAL次期トップ人事で事務系の“王政復古”なるか?本命・事務系候補と対抗・現場出身者2人の実名を公開!

ANA JAL危機 過去最高業績の裏側#11

 2024年1月、日本航空(JAL)は鳥取三津子氏の社長就任を発表し、初のCA(客室乗務員)出身女性社長として大きな注目を集めた。経営破綻後、一貫して現場出身者を社長に登用してきたJALだが、ここ数年は整備不備や機材の接触事故、飲酒問題などのトラブルが後を絶たない。安全を揺るがす問題が多発する中、トップに求められる資質とは何か。JAL関係者へ取材をすると、事務系復権の兆しも見える。特集『ANA JAL危機 過去最高業績の裏側』の#11では、JALの次なる社長人事を予想した。候補3人の実名を公開する。 >>記事を読む

川崎重工業社長が「事業を“捨てられない”のではなく“捨てていない”」と豪語!あえて選択と集中を進めない理由とは?

重工バブルの真相#8

 川崎重工業は重工各社の中で比較して、保持している事業が多い。幅広い事業を高い企業価値につなげる「コングロマリットプレミアム」をいかに実現させるのか。さらに化石燃料回帰の潮流の中、成長事業と位置付けてきた水素事業をどう展望するのか。特集『重工バブルの真相』の#8では橋本康彦社長に直撃した。 >>記事を読む

Key Visual by Kaoru Kurata