【解説】「生活レベルを上げない」
という最強のリスク管理
多くの投資家が陥る罠に、利益が出た瞬間に生活水準を上げてしまう「ライフスタイル・インフレ」があります。しかし、シゲルさんのように資産が増えても生活を変えない姿勢は、投資家にとって最強の武器になります。
なぜなら、生活の固定費を低く抑えておけば、「絶対に今月いくら稼がなければならない」という焦りが生まれず、常に平常心で相場に向き合えるからです。
見栄のための出費を削ぎ落とすことは、メンタルの安定に直結するリスク管理そのものと言えます。
他人の評価軸ではなく
「自分の価値」で生きる
数千円の帽子を愛用し、数億円の豪邸を見送る。この選択ができるのは、「世間一般の価値(価格やブランド)」ではなく「自分にとっての価値」を理解している証拠です。
この審美眼は、株式投資における銘柄選びにも通じます。市場の噂や人気に流されず、自分が本当に価値があると信じた企業を見極める力。日常の消費行動で養われる「本質を見る目」こそが、投資判断の精度を高めてくれるのです。
資産は「飾り」ではなく「活力」に変える
お金は、自分を大きく見せるための「鎧」ではなく、人生を楽しむための「燃料」です。美味しい食事や夫婦の時間といった、自分の心と体が喜ぶ体験に資金を投じる。
このように、お金を「明日の鋭気を養うため」に使うサイクルを作ることこそが、相場という荒波を長く渡り歩くための、真に豊かな投資家ライフと言えるのではないでしょうか。
※本稿は、『87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え 資産18億円を築いた「投資術」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。











