トレッドの広さと車幅のジレンマ
河:ですよね。ただ、トレッドが広がったメリットはあります。当たり前ですがトレッドが広い方が安定するし、オフロード性能もいい。これは間違いありません。
F:すると本気で走る人にはノマドかシエラ。トレッドが広いから。
河:それがそうでもないんです。本気の人は、本当にギリギリの険しい林道に入るので、車幅は極力小さいクルマがいい。日本の林道は狭いんです。左右ギリギリの所を抜けることを考えると、やっぱり軽のジムニーの方がいいや、というお客さんもウチには少なからず存在します。
F:あちらを立てればこちらが立たず(笑)。
河:だからウチは、ナロースタイルのシエラを出しています。オーバーフェンダーを付けて、車幅を広げる人が多いですが、APIOは逆をやるんです。山に入るために、あえて車幅を片方3センチ弱削ってナローに改造する。これは本気の方に大好評です。
来年の東京オートサロンでは、ナロー化したノマドを出展する予定です……。おっと。これはまだ外に話してはいけない社外秘だった……まあいいか。社長判断でOKにします(笑)。次回のオートサロンをお楽しみに。
APIOでは、山に入るために車幅を狭くするナロー改造を行っている Photo by A.T.
AD高橋(以下、高):本気の林道には行かないと思いますが、ウチの駐車場、メチャ狭いんですよ……。
F:ちょうど良いじゃない。ここでナロー化しちゃおうよ。
高:簡単に言わないでくださいよ。タダじゃないんだから……。
河:それなりにコストはかかります。オーバーフェンダーとホイールも専用品に全交換になるし、構造変更も必要だし。
F:えぇ?小さくなるのに構造変更が要るんですか?
河:そうなんですよ。不思議なんですが必要です。仕上がりのパッと見は軽のジムニーの幅を広げたようになります。本当は逆に狭くしているんですが。







