ホンダ プレリュードのここがイイ!&ここがちょっと……

■ホンダ プレリュードのここが( ・∀・)イイ!!

1. TYPE-R譲りの足回り:デュアルアクシス・ストラットの恩恵で、安心して飛ばせます。ワインディングで速度を乗せても前輪が鳴かない、慌てない。「鳴らさずに速い」という、FF車で最も難しい課題を見事にクリアしている。

2.疲れない:高速巡航の静けさ。直進の芯の太さは、アコードにも匹敵するほど。衝撃入力の後、ユサユサと3発目が出ない減衰特性のおかげで、ロングドライブ後の疲労度が驚くほど少ない。

3. シンプルなインテリア:液晶メーターの起動アニメーション含め、全体が控えめで大人の雰囲気。昨今流行のパチンコ台的演出を避け、“静かな儀式”のようなホンダらしさが好感度高し。

■ホンダ プレリュードのここはちょっとどうもなぁ(´・ω・`)

1:Honda S+ Shiftのテンポが遅い:仮想8速の段付き感は面白いが、“速くなった気分”の演出に留まっている。スポーツモードにしても変速リズムがワンテンポ遅く、速さの実感が薄い。1日で飽きる。

2:ASC(疑似サウンド)が前に出すぎ:「フィーン」という人工感が避けられず、車格よりも安っぽく聞こえる瞬間がある。やりすぎた演出の典型ですね。もう一ひねり欲しいところ。これ、OFFにできないのかな。Individual modeからは探り当てられませんでした。

3:お値段:さすがに600万超は……。
段差を乗り越えるのもスムーズ段差を乗り越えるのもスムーズ Photo by F.Y.

 ということで、来週は開発者インタビューです。それではみなさま、また来週。ごきげんよう!

(フェルディナント・ヤマグチ)

あのプレリュードが復活するとは……

 こんにちは、AD高橋です。

 プレリュードが復活する。バブル期に青春を過ごした人は、このニュースを大きな期待と不安が入り混じった不思議な感情で聞いたのではないでしょうか。

 かくいう私もその一人。高校時代にバイト先の先輩が親に真っ赤な3代目プレリュードを買ってもらい、仲間と朝までドライブしたのはいい思い出。当時はデートカーとしてのイメージが強かったですが、自分でも車を運転するようになったら回りの走り好きが3代目や4代目プレリュードに乗るようになり、「そうか、プレリュードはカッコいいだけでなく走りもすごいんだ!」と考えるようになりました。

ジャパンモビリティショー2023で初公開された、プレリュードコンセプトジャパンモビリティショー2023で初公開された、プレリュードコンセプト Photo by AD Takahashi