相手の名前を呼ぶことで、
「この人のために、なにかをしたい」と思ってもらえる

人間関係を劇的に改善する<br />「魔法の言葉」とは?著者:松澤萬紀(まつざわまき) 幼少期よりCA(客室乗務員)に憧れ、8回目の試験で念願のCAに合格。ANA(全日空)のCAとして12年間勤務する。トータルフライトタイムは 8585.8時間(地球370周分)。ANA退社後は、マナー講師、CS(顧客満足度)向上コンサルタントとして活動。年間登壇回数は 200回以上。総受講者数は、2万人以上。リピート率は97%に達している。また、読売テレビ「ミヤネ屋」への出演、毎日新聞にも掲載されるなど、メディアでも活躍中。
【オフィシャルHP】
http://www.matsuzawa-maki.com/

 目白大学教授で社会心理学者の渋谷昌三先生は、『人を動かす心理学』(ダイヤモンド社)のなかで、「自我関与」について説明しています。

 自我関与とは、「ある事柄を自分に関係があるものとして考えること」です。

「○○さん」と名前を呼ばれると、その話題や出来事に、「自分も深く関わっている」と認識する。

 すると呼びかけてくれた人に好意を持ち、「その人のために、なにかをしたい」という気持ちになるのです。

 ただし、あまりに名前を呼びすぎると、かえって相手にマイナスの印象を与えてしまいます。

 初対面の男女を被験者とした実験では、「15分以内に6回以上名前を呼ばれると、慣れ慣れしさを覚える」という結果が出ています。

 つまり、初対面にかぎっては、3分に1度以上は、「やりすぎ」ということ。なにごともバランスが大切ですね。

 人は、相手のことを知ったときより、自分のことを知ってもらえたときに心が開きます。

 そして「あなたを大切に思っている」という気持ちを端的に表現する方法が、「名前を呼ぶこと」なのです。

 たとえ、相手が年下でも、「あなた」や「キミ」と呼ぶのではなく、しっかりと「名前」で呼ぶようにしましょうね。

(※この記事は、今回が「最終回」になります


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 ほぼ100%に近い確率で、どんな人からも好かれるためには、「相手がどう思うか」「なにをすれば相手が喜んでくれるのか」を察する「相手を気づかう心」を持ち、それを言葉と行動に込める「習慣」を身に付けることです。ですが、その気づかいの習慣を持っている人は、わずかに「1%」でしょう。そして、やろうと思えばだれでも実行できる、たった「1%の習慣」です。

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