相手の名前を呼ぶことで、
「この人のために、なにかをしたい」と思ってもらえる
【オフィシャルHP】
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目白大学教授で社会心理学者の渋谷昌三先生は、『人を動かす心理学』(ダイヤモンド社)のなかで、「自我関与」について説明しています。
自我関与とは、「ある事柄を自分に関係があるものとして考えること」です。
「○○さん」と名前を呼ばれると、その話題や出来事に、「自分も深く関わっている」と認識する。
すると呼びかけてくれた人に好意を持ち、「その人のために、なにかをしたい」という気持ちになるのです。
ただし、あまりに名前を呼びすぎると、かえって相手にマイナスの印象を与えてしまいます。
初対面の男女を被験者とした実験では、「15分以内に6回以上名前を呼ばれると、慣れ慣れしさを覚える」という結果が出ています。
つまり、初対面にかぎっては、3分に1度以上は、「やりすぎ」ということ。なにごともバランスが大切ですね。
人は、相手のことを知ったときより、自分のことを知ってもらえたときに心が開きます。
そして「あなたを大切に思っている」という気持ちを端的に表現する方法が、「名前を呼ぶこと」なのです。
たとえ、相手が年下でも、「あなた」や「キミ」と呼ぶのではなく、しっかりと「名前」で呼ぶようにしましょうね。
(※この記事は、今回が「最終回」になります)
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