80%の家が崩壊し、600畝(1畝は約6.6アール)のだんだん畑のうち400畝が崩れました。9か所の貯水池は、すべて決壊して水が流れました。
しかし臨震警報の効果で、死者はなく家畜も無事でした。
気候変動ひとつで
地震予報は困難になる
海城地震の翌年、1976年7月28日未明、中国河北省唐山市にマグニチュード7.6の地震が発生し、20世紀世界最大の震災となりました。この時、中期予報まではありましたが、地震予報の専門家たちが唐山市内のホテルにいて全員死亡し、直前の予報が出ませんでした。
『活断層のリアル 京大元総長が語る入門講義』(尾池和夫、PHP研究所)
この地震の前に唐山市には豪雨がありました。
日本の活断層帯の地震、朝鮮半島の地震、中国東北部の地震には季節性があり、寒くなる1月と雨期になる5月からの期間に地震が多くなるという傾向があります。
そのことは以前、論文にも書きましたが、唐山地震も直前の豪雨が引き金になって地震が早めに起こってしまったために、直前予報が間に合わなかったという可能性を私は考えています。







