15×94=?

 これは、15という5の倍数を2倍し、94という偶数を代わりに2で割ることで、30×47にできます。

 これは3×47にして、その後ろに0を追加するだけでいいので、これは実質2桁×1桁の計算と同じですね。

 2桁×2桁の掛け算をあっという間に2桁×1桁の簡単な計算に変形することができるわけです。つまり、

 15×94=(15×2)×(94÷2)=30×47=1410

 と整理することで簡単に計算できますね。

[問題6]
 30×47はどうすれば簡単に計算できるでしょうか?

[解説]
 実はこの「30×47」、もっと簡単にできます。「47=50-3」と考えて計算をすることができるのです。

 まず、「30×50=1500」ですね。これは、「3×5=15」に0を2つつければいいだけですから簡単です。

 そして、「47=50-3」です。ということは、

 30×47=30×(50-3)

 これを利用すると、「30×47=30×50-30×3」となります。

 30×3は90ですから、1500から90を引けば答えが出ます。

 1500-90=1410

 したがって、答えは1410です。このように、「100に近いか?」「半分にして1桁×1桁にもっていけないか?」ということを考えながら計算をしましょう。

[練習問題]
 次の式を計算しましょう。
 114×45

[解説]
 114という偶数を2で割り、45という5の倍数を2倍することで、3桁×2桁の掛け算があっという間に2桁×1桁の簡単な計算に変形できます。また引き算を応用して「×9」を「×(10-1)」とすれば、より簡単に答えを出すこともできます。

 114×45=(114÷2)×(45×2)=57×90=(570-57)×10=5130

 したがって、答えは5130となります。

日常生活での暗算は
もっと簡単にしていい

「欲しいものをカゴに入れて、いざレジにやってきたら、ちょっとだけ予算をオーバーしてしまった」なんて経験はありませんか?逆に、「思ったよりも安かった」なんてこともあるでしょう。

 レジで「これ、戻してください」と頼むのは、ちょっぴり恥ずかしいですよね。でも、いちいち電卓を出して計算するのは面倒くさい……。