そこでお勧めなのが「概数」の計算です。

 概数とは、「おおよその数」という意味。たとえば、298円の商品があったとしたら、「298」ではなく、300として扱うのです。298+198+348の答えを出すのは面倒くさくても、300+200+350の答えなら、暗算で何とかなりそうですよね。

書影『数字に強くなる30のトレーニング【東大生が徹底解明】』(西岡壱誠、東大カルぺ・ディエム、TAC出版)『数字に強くなる30のトレーニング【東大生が徹底解明】』(西岡壱誠、東大カルぺ・ディエム、TAC出版)

 概数のコツは、なるべく0を多くすることです。298+198が面倒なのは、たくさん繰り上がりが発生してとにかく複雑だから。300+200とすれば、実質3+2さえできれば計算は可能です。

 また、どうしても正確な数値が必要なときも、はじめから298+198とするのではなく、300+200から、水増しした2+2=4を引いたほうがラク。

 買い物中に概数で計算するときは、端数になりそうな部分を切り上げましょう。基本的には1桁目か2桁目に適用してください。四捨五入でもいいのですが、この場合「294円」などは290円として扱われる可能性があります。

 数字を切り捨てて概数をつくったとき、実際の請求額は想定よりもわずかに高くなる。これを覚えておかないと、せっかく概数の計算をしたのに、レジで赤っ恥……なんてことになりかねません。

 概数を用いれば、電卓いらず。生活がラクになります。ぜひ今日のお買い物から試してみてくださいね。