暴飲暴食の翌朝「体がリセットされる」
手軽な朝ごはんのメニュー

4 食べすぎた翌朝に食事を抜かない

 食べすぎた翌朝に食事を抜く人もいますが、逆効果です。血糖値が乱れ、逆に食欲が暴走しやすくなります。おすすめは「回復朝食」。次の3つを朝食に入れると、体が早くリセットされます。

・水分(コップ1杯)
・タンパク質
・食物繊維

 私がよく食べる「回復食」は、ギリシャヨーグルト+バナナ、豆腐とわかめの味噌汁、ゆで卵です。この組み合わせは、手軽で満足感もあり、おすすめです。

5 肝臓を休ませて体調を整える

 40代以降に増えるのが「隠れ脂肪肝」。国立がん研究センターの研究では、脂肪肝を放置すると心血管リスクが約1.5倍になると報告されています。ただし肝臓は休ませれば回復しやすい臓器です。

 今日からできる肝臓ケアは、「週1〜2日は休肝日を作る」「夜の炭水化物は控えめにする」「寝る3時間前には食事を終える」「ウォーキングを習慣にする」などが挙げられます。

 特に、有酸素運動(ウォーキングなど)は、脂肪肝の進行を抑える可能性がある、という研究報告が複数あります。

 健康効果の研究では、週に合計150分歩けば十分とされています。これは30分を週5日歩くペースです。忙しい日でも、朝少し歩く、買い物の時に遠回りする、エレベーターではなく階段を使うなどで、無理のない範囲で取り入れましょう。

 年末年始はつい食べすぎ・飲みすぎてしまいますが、大切なのは、連続して暴飲暴食しないことです。「今日は整える」という日を意識して設けることが、年末年始の体調を大きく変えます。

 体に負担のない食べ方・飲み方で、来年の健康につなげていきましょう。