外で遊ぶ子供写真はイメージです Photo:PIXTA

いまでは日本人の2人に1人が、なんらかのアレルギーを抱えているといわれる。原因のすべては解明されていないが、幼少期の過ごし方がその後のアレルギー発症率を大きく左右することがわかってきた。子どもをアレルギーから遠ざけるには、どんな生活が望ましいのか。医師がすすめる“ある遊び”を紹介する。※本稿は、国立成育医療研究センター免疫アレルギー・感染研究部部長の森田英明編著、慶應義塾大学医学部皮膚科学教室専任講師の足立剛也編著『アレルギーの科学 なぜ起こるのか どうして増えているのか』(講談社)の一部を抜粋・編集したものです。

いまや2人に1人が
アレルギー疾患を抱える

 現在、アレルギー疾患の人はどれくらいいるのでしょうか。実は今、この疾患を抱える人は増えているとされ、アレルギー疾患=「現代病」ともいわれているのです。

 とくに先進国では、花粉症や食物アレルギーを持つ人がどんどん増えており、日本人では約2人に1人がなんらかのアレルギー疾患を抱えているといわれています。

図1同書より転載 拡大画像表示

 アレルギー疾患の患者数が増加している原因として最も広く知られている仮説の1つが「衛生仮説(Hygiene Hypothesis)」と呼ばれるものです。

 平たく言うと、「清潔すぎる生活環境が、子どもの免疫系の発達に悪影響を与え、アレルギーを引き起こしやすくしているのではないか」という考え方です。