「脳汁でたっ!」「あぁ、もっと早くこの本に出会いたかった!」
話題沸騰中の書籍『たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本』は「フルカラーでイラスト満載。三角形の面積の公式からはじめて超難関中学の算数問題を対話形式で解説する」という前代未聞の作りになっている。本記事はこの本の中から、算数問題は日本一と呼び声の高い灘中の、補助線さえ引ければ簡単な円の問題を、本書と同様、先生と小学生の対話形式で紹介する。あなたはどこに補助線を引く?(構成/淡路勇介)

たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本『たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本』(ダイヤモンド社刊より)

天才灘中に挑戦! ヒントは補助線2本!

先生:ずっと言っているように、図形問題は補助線が引けるかどうかがカギなんだ。天才は、図形を見た瞬間に補助線が見える。見えない補助線が見えちゃう。ということで……灘中の問題をやってみよう! キミには補助線、見えるかな?

小学生:私だって、天才! ってところ見せつけてやりますよ!

たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本

小学生:え、こんなのわかるの? 半径わかってないんだよね?

先生:これ、補助線が引けたら、めっちゃ簡単なんだ!

小学生:(じーーーーっ)

先生:ちなみに2本引く!

小学生:わ・た・く・し・は・て・ん・さ・い・で・は・あ・り・ま・せ・ん。

先生:なんでロボットみたいになるの(笑)。じゃあ、もう一つのヒント!

小学生:なになにー?

先生:アジの開き!

小学生:何言ってんの?

先生:アジの開きって、半分に折ると重なるでしょ?

小学生:まぁ、重なるけど……

先生:そういう図形を線対称というんだ! 折ったら重なることを線対称。ちなみに正式な問題文はこんな感じ。

たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本
上の図でABとCDは垂直である。AE,BE,CE,DEの長さはそれぞれ24cm,6cm,18cm,8cmで円の面積が785cm2であるとき色をつけた部分の面積の和は何cm2ですか? <灘中 2004年 1日目(改題)>