もう1つ、僕の嫌いなやり方ではありますが、有効な手段を教えます。
バーなどに行くと、たまに誕生日を迎えた方にケーキが運ばれてくる光景を見たことはありませんか?店内が暗くなって、みんなで「ハッピーバースデートゥーユー」を歌い始める。
まず、その歌に全力で乗っかります。なんなら祝っている友達グループ以上にデカイ声で歌う。その後届いたケーキを「自分が切り分けますんで!」と進んで切り分け役を志願して、せっせとケーキを周囲に配る。記念の集合写真のカメラマンをやってみたり、とにかく奉仕してみる。
こうして人の誕生日に“タダノリ”して奉仕すれば、お金もかからずに会話の糸口を見つけることができます。ただ、これは先ほどのコーンバターの技よりは、効き目が薄いので注意してください。
タダでお近づきになろうと
するのは虫がよすぎる
逆に絶対にやってはいけないこともあります。何もテイクせずに、ひたすらギブを求めることです。
昔友達と飲んでいると、隣の席の人たちが「いぇ〜い!楽しんでますか!?一緒に飲みましょう。乾杯〜!」と、絡みに来たことがあり、僕は「鬱陶しいなあ」と、すぐその人たちを遠ざけました。
だって、相手は何もこちらに提供することなく、“タダ”で近づこうとしているわけですよ。そんな人間に、こちらの気持ちを差し出せますか?
なので、誰かと乾杯したいのであれば「これ食べてください!」とか「これ飲んでください!」と先に物を渡すのが鉄則。そうすれば心の扉の隙間が開くはずです。その空いた隙間をどうさらにこじ開けるかは、みなさんの腕にかかっています。
引っ越しをした時に、隣の部屋の住人に引っ越し蕎麦を振る舞うという文化がありますが、何か先んじてものを渡しておくのは有効だというテクニックが、日本の伝統にも残っているわけです。
飲み屋に行った時は、周囲を気にしてみてください。お近づきになるチャンスって、常に転がっていますからね。







