僕の場合は、記者さんを自宅に招き入れて、お茶とお菓子を出して、「おもてなしモード」に入りました。

 記者さんがレコーダーを回し、カメラを用意している。その時点で、僕の内心は「よし、清水の舞台から飛び降りよう」と、自分の行いに対して逃げずに真正面から向き合い、包み隠さず事実を話し、その会話を全部書いてください!という姿勢で臨んだ。

 そうしたら記者さんも面食らったのか、急に僕の顔をジッと見て「真剣に話をしてくれるのはもちろん、我々記者を自宅に招き入れる方は、記者人生初です!」と、ちょっと感動気味に話してくれたんです。

正直にぶつかった結果
記者は味方になってくれた

 ここからは本稿を読んだ方だけに、この後起こった真実を話します。記者さんは、こんな内情も話してくれました。

「私たち記者も人間です。何か1つ情報を持って帰るのが仕事のため、失礼なこともストレートに聞いてしまいます。なので、手で払うような態度など邪険に扱われると、スイッチが入り、余計に悪事を暴いてしまいたくなるんです。だけどしんいちさんは家に招き入れてくれて」と、驚きと感嘆が混ざったかのような口ぶりで話されました。

 最後、カメラもレコーダーも切った後、「しんいちさんのファンになりました。消えないでください」と静かに言ってもらったんです。

 これまで数多くの芸能人たちの不祥事を暴いて、消えていく原因を作ってきた週刊誌の記者さんに消えないでと言われるとは驚きました。

 正直、家に招き入れたのは気が動転したうえでの、天然からとった行動でした。けれど、災い転じてなんとやら。

 もちろん、この記者さんのように受け止めてくれる人ばかりではありませんが、「真正面から向き合えば、同じ人間なんだとわかり合える可能性がある」と、まさか敵だと思っていた週刊誌から学ぶとは。これも僕らしいと言えば僕らしい。

恥部を自ら暴露することで
「無敵の人」状態に

 この経験を通じてからは、自分の起こすことに対してつまびらかに、声高に話すようになりました。