「申し訳ございません。あなたの仰る通り、日本国民の9割の人は僕のことをおもしろくないと思い、嫌っています。これからは好かれるように頑張ります」

謝ったふりをしながら
心のなかでは舌を出している

SNSの誹謗中傷にどう返す?お見送り芸人しんいちの「笑える復讐」がスマートすぎた!嫌われ者って金になる!』(お見送り芸人しんいち、徳間書店)
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 これ、額面通りに捉えるなら、僕がただ自分の面白くなさをまっすぐ受け止めて、「これから精進します!」と感謝を込めているように見えますが、わかる人はわかると思いますが、完全な皮肉です。

 基本的に人に「おもんない」「消えろ」とストレートでひねりのない物言いで書き込む人って、「俺は他の人間とは違ってセンスがあるんだ!自分は大衆とは違う人間だ」みたいな、謎に自分を過信して人を見下して悦に入っているタイプが多い気がします。

 なので先ほどの謝罪文には「あなたは国民の9割とおんなじ感性で、オリジナリティが一切ない。誰もが思いつくことをそのまま書き込んじゃってますよ。あなたそのものが、自分が嫌っている普通の人なのでは?」とチクッと刺しているんです。

 僕がSNS上に載せる謝罪の多くは、完全に“謝りながら煽っている”だけ。僕の性格の悪さ丸出しです(笑)。

 けれど、それで相手が余計にムッとしたり、逆に笑ってしまうなら、僕にとっては大成功。たとえ「消えろ」とボコボコに言われても、一発は相手の脛を蹴る。まさに嫌われ者らしい“遊び心ある復讐”をやってるつもりです。“笑える復讐”と言ってもいいかもしれません。

 身体的に傷つけたり、言われたこと以上のひどい言葉で返すのはもちろんダメですが、一見下手に出ているように見えて、その実、思い切り脛を蹴るようなやり方だったら、それくらい食らわせてもいいと思っています。