サンデーショックの影響

 2026年の2月1日は日曜日となる。キリスト教主義の4つの女子校が例年1日の入試回を2日に移動する。いずれもプロテスタント系で、カトリック校は動かさないところが興味深い。前回は15年に起きたこのサンデーショックについて、その実際の影響はこちらの記事を参考にしていただきたい。

 1回だけ入試を行う女子校は6つある。いずれも難関・上位校となる。順に四模試での志望者動向を見ていこう。いずれもAランクの東京女子御三家のうち、女子学院(640人・2.3倍)が今回2日に移動する。例年1日午前では最多の女子受験生が集まるだけに、その影響は非常に大きい。志望者数は10月で5割増、11月で4割増となっており、受験者数が大幅に増えることは間違いない。募集人員は240人で、合格者は23年275人、24年283人、25年276人と40人前後多めに出している。倍率は上がることになるだろう。合格発表は3日11時である。

 女子学院が抜けた後の1日午前はどうなるのか。桜蔭(516人・1.8倍)は10月の1割増から11月は微増に緩和している。あまりにも難しい入試問題にはおいそれと挑戦はできないということなのだろうか。カトリック校の雙葉(358人・2.9倍)の志望者数は1割強増えており、こちらは女子学院が移動した影響といえそうだ。Bランクのフェリス女学院(404人・2倍)は女子学院と似た歴史を歩んできたが、入試日はそのまま1日とした。こちらも1割程度の増加となっている。

 Cランクの立教女学院(349人・2.6倍)も2日に移動した。10月の5割半増から11月は4割半増と大幅な受験者増が見込まれているのは女子学院同様だ。同じ立教大学の系属校である香蘭女学校は、入試が1日と2日であり、今回は例年通りとなった。

 サンデーショックの直撃を受ける形となるのが、Bランクで2日のカトリック校である白百合学園(233人・1.8倍)だろう。志望者数は3割前後の減少が続いており、倍率も大きく緩和しそうだ。逆に言えば、26年は狙い目の上位校となる。保護者1人同伴面接(7分程度)も廃止される。

 3つの入試回がある豊島岡女子学園はいずれもAランクだ。2日[1回](866人・2.2倍)はサンデーショックが直撃して3割強の減少が続いている。受験者数はだいぶ減りそうだ。3日[2回](412人・5.6倍)は増加傾向にあるが、大きく受験者数が増えはしないだろう。4日[3回](419人・5.4倍)は10月の1割半増から11月は3割強の減少に転じている。その理由は不明だが、弱含みとなりそうだ。

 各入試回では若干名募集の「算数・英語資格」も25年に続いて行われる。4科と同じ算数の得点を2倍の200点とし、英検級によるみなし得点(3級50~準1級以上100点)を加えた300点満点で判定するもので、4科との併願も可能となる。2日[1回](101人・5.9倍)、3日[2回](51人・6.4倍)、4日[3回](40人・5.7倍)となっており、合格者数の合計は32人にとどまる。志望者数はごく少ないものの、2日には増えそうな勢いを感じる。25年実績についてはこちらの記事で詳しく触れたので参照していただきたい。

 洗足学園は5日[3回](298人・ 4倍)を廃止、2回入試校となる。これに伴い募集定員は、Aランクの1日[1回](216人・2.6倍)80人から120人に、AからBランクに下がった2日[2回](439人・2.6倍)100人と1月11日[帰国生]20人となる。志望者数は、1日が4割弱増と大きく伸ばしそうだが、2日は1割半減と分かれた。