明暗分かれる中堅女子校の入試回

 サンデーショックの余波が及ぶ中堅校でも、志望者数を1日に増やし、2日に減らすパターンが多く見られる。中には狙い目となりそうな入試回も見られるので、注視しておきたい。

 中堅上位校としては珍しく、3つの一般(募集人員155人)と英語(帰国生と合わせて同55人)、1科(同50人)と理数探究(同20人)という多彩な入試を行っているのが山脇学園。入試回の多くはCランクで、全般的に大きく志望者数が上向いている。1日午後で最多の女子受験生が集まる[国・算1科]は、CからBランクに上がった「国語」(526人・3.2倍)とCランクの「算数」(319人・2.2倍)に分かれ、志望者数は1割弱の減少と前年並みとなっている。

 1日[A]はDランクから上がった「一般」(275人・3.6倍)が3割増、「英語」(65人・1.9倍)が2割増、2日午後[B]は「一般」(451人・4.3倍)が3割増、「英語」(70人・2.4倍)が2割増といずれも人気化している。一方、4日[C]はDランクから上がった「一般」(375人・7.2倍)が前年並み、「英語」(37人・4.6倍)が2割強の減少となっている。もう一つ、3日午後[理数探究](143人・5.3倍)は1割半増と上向いている。

 山脇学園と同じ280人を一般入試で募集する大妻は、4つの入試回がいずれも4科と対照的な入試内容となっている。Dランクの1日[1回](243人・2.1倍)とCランクの3日[3回](250人・3.3倍)は1割増と2割増と上向いている。一方、CからDランクに下がった2日[2回](524人・2倍)は4割以上の減少が続いており、かなり狙い目の入試回となりそうだ。5日[4回](263人・3.9倍)は前年並みとなりそうだ。

 国算2科の午後入試で存在感を示してきた恵泉女学園の主力となる入試回は、DからCランクに上がった1日午後[1回](566人・2.3倍)である。10月には1割半増の勢いがあったものの、11月には減少傾向に転じている。午後から午前に移り、4科となったDランクの2日[2回](357人・2.6倍)はサンデーショックが直撃したようで、4割減前後が続いている。2倍程度までの緩和も見込まれる狙い目の入試回となりそうだ。3日午後[3回](268人・3.6倍)はCランクだが、こちらは1割強の増加が続いている。

 近年すっかり人気校の仲間入りをした普連土学園。募集人員120人に対して、受験者数合計は21年639人から25年は839人にまで増加している。50人を募るDランクの1日[4科](135人・2.1倍)は3割半増が続いており、26年は大きく受験者数を増やしそうだ。一方で、最多の受験生を集めるCランクの1日午後[算数](352人・1.6倍)は3割減まで緩和傾向が進んでおり、より受かりやすい入試回となりそうだ。Cランクの2日午後[2科](203人・2.2倍)は前年並み、Dランクの4日[4科](149人・4.5倍)は微減となっている。

 新校舎も整った品川女子学院は、募集人数200人中90人を充てたDランクの1日[1回](297人・2.6倍)が2割強増と人気で、受験者数300人超えも見えてきた。Cランクの1日午後[算数1教科](262人・2.1倍)は微増だが、Dランクの2日[2回](357人・3倍)は2割減となっており、こちらは緩和しそうだ。読解・論述と4科目総合を課すDランクの4日[表現力・総合型](199人・5.1倍)は1割前後の増加傾向が続いている。