動じない人はネガティブな「予感」をこう扱う
誰にでも、悩みや不安は尽きないもの。とくに寝る前、ふと嫌な出来事を思い出して眠れなくなることはありませんか。そんなときに心の支えになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイであることのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症――深い苦しみを経てたどり着いた、自分らしさに裏打ちされた説得力ある言葉の数々。心が沈んだとき、そっと寄り添い、優しい言葉で気持ちを軽くしてくれる“言葉の精神安定剤”。読めばスッと気分が晴れ、今日一日を少しラクに過ごせるはずです。
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不安になりやすい人のための処方箋
今日は、不安になりやすい人のための処方箋というテーマでお話ししたいと思います。これまでも不安に関する動画はいろいろと上げてきましたが、今回は少し違う観点から、不安になりやすい人の心理メカニズムとその対策について解説します。
不安の正体とは?
「ざわざわ」から始まる悪循環
実は、私自身も結構不安になりやすいタイプです。「あれはどうだったかな」「これからどうしよう」といろいろ考えてしまい、落ち着かなくなることがあります。
そこで、不安になっている時に自分の中で一体何が起きているのかを観察してみました。すると、次のようなステップを踏んでいることがわかりました。
●原因を探し始める:「何かあるに違いない」と思い込み、その不安の原因を探そうとする
●気になりだす:探しているうちに、「あれはどうなったかな」「連絡が来ていないけど大丈夫かな」と、次々と気になることが思い当たってくる
これは、何も起きていないのに「何か起きるかもしれない」と感じる、一種の「予期不安」のようなものです。この予感の原因を突き止めようとして、「確認しなきゃ」「あれもやらなきゃ」と行動を起こしてしまいます。
しかし、一度動き出すと、さらに別のことが気になり始め、不安の連鎖が止まらなくなってしまうのです。
「不安の種」をあえて探さない実験
不安になりやすい人は、何もない状態でも「ざわざわ」して、「何か起きたらどうしよう」という思いを抱きやすい傾向があります。そこで、私はある実験をしてみました。それは、「ざわざわして何かありそうだと思っても、あえて何もしない。原因を追いかけずに放置してみる」というものです。
不安の予感がしても、すぐにパッと思い浮かぶ明確な問題がない限り、無理に思い出そうとせずに放置してみました。すると何が起きたと思いますか? 結果、何も起きませんでした。



