緩和傾向の「広尾学園」と「広尾学園小石川」

 広尾学園のBランクである1日[1回本科](男子91人・3.5倍、女子226人・4.5倍)は、男子2割減に対して女子1割増と分かれた。Aランクの1日午後[2回]は、「本科」(男子229人・2.4倍、女子303人・2.8倍)が男子2割増で女子は微減、「インターナショナルSG」(男子120人・5.7倍、女子179人・5.8倍)が男子2割と女子2割半と共に大きく減少している。

 Aランクで35人を募集する2日午後[医進・サイエンス回](男子216人・3.1倍、女子161人・3.9倍)は男子微増で女子1割減だった。インターナショナルAGコースを募集する3日[国際生AG回](男子77人・7.7倍、女子62人・8.9倍)は、英語主体の入試のためランクはつかないものの、かなりハイレベル。こちらは男女共に1割半の増加で、15人の募集枠を巡る厳しい競争が続きそうだ。5日[3回]ともなると10倍前後のハードな競い合いとなる。志望者数はいずれも大きく緩和傾向にある。「本科」(男子191人・9.6倍、女子259人・9.3倍)は3割半と2割強の減少、「インターナショナルSG」(男子81人・10.1倍、女子119人・23.8倍)は4割半と1割強のこちらも減少となっている。

 12月実施の[帰国生]では35人を募集しているが、入試結果はどうだったか。18日の「インターナショナルAG」(男子70人・2.9倍、女子93人・2.7倍)は24年(男子86人・3.1倍、女子101人・3.7倍)よりもだいぶ緩和、「本科」「インターナショナルSG」「医進・サイエンス」を合わせて募集した19日は、男子114人・2.6倍、女子97人・2.8倍となった。24年は男子110人・2.3倍、女子81人・3.9倍だった。

 120人募集の広尾学園小石川は、広尾学園と併願可能なように入試の日程と内容が調整されている。こちらは3回行われた今年度の[帰国生]入試の結果から見ていこう。インターナショナルAGコース25人を募集する11月23日(男子61人・2.3倍、女子82人・2.8倍)と12月15日(男子55人・2.6倍、女子60人・1.9倍)、本科とインターナショナルSGの若干名を募集する12月16日(男子79人・3.2倍、女子68人・3.4倍)となった。

 Cランクの1日[1回]は、「本科」(男子21人・5.3倍、女子56人・7倍)、「インターナショナルSG」(男子26人・2.9倍、女子66人・6.6倍)といずれも女子には高いハードルとなっている。志望者数を見ると、「本科」は男子が11月の1割半増から12月は1割半減に、女子は2割弱減から3割弱減と大きく緩和傾向で、「インターナショナルSG」は男子が1割弱増、女子が1割半増と上向いている。やはりCランクで同様の設定である1日午後[2回]は、「本科」(男子48人・3.2倍、女子93人・4.4倍)、「インターナショナルSG」(男子46人・3.8倍、女子76人・5.1倍)と、女子は受験者数が男子の2倍近く、倍率も高かった。同様に「本科」は男子1割半減、女子1割半増、「インターナショナルSG」は男子2.1倍と大人気で、女子は微増となっている。

 インターナショナルAGコース15人を募集する2日[国際生AG回](男子41人・2.2倍、女子38人・3.2倍)は英語力が問われる少数精鋭の厳しい入試回で、志望者数もごく少ないため傾向を示すが、男子が大きく減少して2倍割れもあり得る情勢、女子も緩和傾向にある。

 3日[3回]は、「本科」(男子62人・4.1倍、女子124人・7.8倍)、「インターナショナルSG」(男子36人・5.1倍、女子110人・6.1倍)で、「本科」はCからBランクに上がった男子が2割半減、Bランクの女子が1割増と分かれた。「インターナショナルSG」は志望者数がごく少ないものの、男女共に半減の勢いとなっている。やはり男子がCからBランクに上がり女子はBランクの6日午後[4回]はいずれも合格者が10人に満たないため2桁倍率で最後の闘いという雰囲気が濃厚となる。「本科」(男子72人・24倍、女子101人・11.2倍)、「インターナショナルSG」(男子48人・12倍、女子86人・12.3倍)だったこともあってか、志望者数は「本科」が男子3割弱減、女子4割弱減、志望者数が少ない「インターナショナルSG」は男子が大幅緩和傾向に対して、女子は減少傾向から増加傾向に一転している。