緩和傾向の「三田国際」と「開智日本橋」

 次いで、女子校から国際志向の共学校にリニューアルして人気の2校を見ていこう。一部入試がBランクに入るもののCランクの入試回が多く、中堅上位校との境界線上にある。三田国際科学学園は、インターナショナルサイエンス(ISC)、メディカルサイエンステクノロジー(MSTC)、インターナショナル(IC)という3つのコースで募集する。いずれもCランクの1日[1回]は、4科もしくは英国算3科+面接の「ISC」(男子90人・3.1倍、女子120人・3.1倍)が男子微減、女子1割半増に分かれ、4科もしくは英語+本人面接の「IC」(男子65人・2.6倍、女子90人・3.3倍)が志望者数は少ないものの男子は2倍増の勢い、女子は減少傾向と分かれている。

 いずれも4科の1日午後[2回]も基本的にCランクだ。「ISC」(男子98人・3.6倍、女子134人・4.2倍)は男子が2割減、Bランクの女子が1割減、「IC」(男子27人・3.4倍、女子36人・3倍)は男子が3割減、女子が1割増と分かれている。2日午後[3回]も同様のランク状況で、4科もしくは英国算3科+面接の「ISC」(131人・4.4倍、女子178人・4.5倍)は男子が3割減と大きく緩和なのに対して、女子は前年並みに落ち着いている。4科もしくは英語+面接の「IC」(男子55人・6.9倍、女子73人・6.1倍)は2割増と2割半減に分かれた。

 Bランクで算理2科の3日午後[MST](男子96人・4倍、女子131人・3.9倍)は、男子1割半増に対して女子が8割増と大人気で、4倍超えは堅そうだ。4日午後[4回]は4科の「ISC」(男子142人・8.9倍、女子190人・8.3倍)のみで、男子微増、女子1割弱減と分かれている。なお、いずれの入試回も試験当日午前9時まで出願ができるので、最後まで諦めずに情勢を見ていきたい。

 募集定員が男女130人の開智日本橋学園は、リーディングコース(LC)、デュアルランゲージコース(DLC)、グローバル・リーディングコース(GLC)の3つに分かれる。LCは全員が判定され、GLCとDLCは希望者のみが判定される。なお、GLCは国算+英語エッセイライティングと口頭試問・面接(英語・日本語)が課される。Cランクの1日[1回](男子136人・2.6倍、女子186人・2.6倍)は、「2科・4科選択」と「GLC3科」に分かれる。志望者数は11月よりも上向いて、男子が2割半減、女子が前年並みとなっている。1日午後[特待生](男子112人・4.5倍、女子93人・4.9倍)の志望者数は、「4科選択」の男子が2割弱、女子が3割弱といずれも緩和しており、男子の人気が高い新設の「算数単科選択」がどこまで歯止めをかけるか。

 ここからはいずれもCランクで、2科・4科となる。2日午後[2回](男子153人・5.1倍、女子172人・4.7倍)は男子が1割半減で女子が微減、3日午後[3回](男子136人・4.5倍、女子140人・6.1倍)は男子が1割弱増、女子が1割強増と上向いている。「GLC3科」も加わる4日[4回](203人・11.9倍、女子219人・6.6倍)は男女共に微増となっている。この入試回では、茨城にある開智望中等教育学校、埼玉にある開智開智所沢中等教育学校という開智学園のグループ校も同じ内容で[開智日本橋併願]を行う。志望者数は少ないものの、開智は大きく伸ばし、開智所沢は男子3割半減、女子4割減と大きく緩和している。