学者・研究者に
なった卒業生は

 学者・研究者では、大六野(だいろくの)耕作が、2020年4月から明治大学長だ。伝統を誇る明大ラグビー部の部長を務めた。

 高倉洋彰(ひろあき)は考古学者で、元西南学院大教授だ。太宰府市にある観世音寺の住職もしている。

 労働政策の三好正巳、鉱床学の松枝大治、法社会学の福井康太らもOBだ。

 環境経済学者で東北大准教授の井元智子、比較教育学のリヒテルズ直子、ジェンダー論の牟田和恵、日本語学の野田春美らがOGだ。

 元福岡市立高校社会科教諭の江浜明徳は、九州の戦争遺跡について研究、84カ所の遺跡を紹介する著作を22年に出版した。

 建築家では、北京や上海での作品が多い迫慶一郎がいる。東京工業大卒だ。

 医学者では、外科医の杉町圭蔵が九州大医学部長、日本外科学会会長、九州中央病院院長などを歴任した。

 藤也寸志(とう・やすし)は消化器外科医で、日本の食道がん治療のリーダーの一人だ。九州がんセンター院長を務めた。

 朔(さく)啓二郎は心臓・血管内科学が専門の医学者で、福岡大学長を務めた。

 樗木晶子(ちしゃき・あきこ)は、九州大医学部保健学科教授を経て福岡看護大学長だ。

 安松啓子は九州大歯学部卒で味覚・嗅覚など口腔(こうくう)生理学分野の研究者だ。九州大准教授などを経て、東京歯科大短期大学教授だ。

 雨宮直子は医療法人たかやま内科医院(福岡市南区)の院長・理事長だ。筑高を経て東京工業大・生産機械工学科を卒業、自動車会社研究所に勤務した。2年ほどで退職して受験勉強をし直し、東京医科歯科大に進学、九州大医学部大学院を卒業し、内科医になったという経歴だ。父から今の病院を継承し、女性外来の診療も加えたという。

 岩本早紀(さき)は、松山赤十字病院に勤務する、数少ない女性腎臓内科医だ。佐賀大医学部卒だ。

 五條堀孝(ごじょうぼり・たかし)は、遺伝学、ゲノム進化学の元国立遺伝学研究所教授だ。九州大理学部生物学科卒で、大学院理学研究科の博士課程修了だ。

 メディア関連では、坂梨哲士がNHKアナウンサーで、プロ野球中継などを得意としている。中村秋季乃はテレビ北海道のアナウンサーだ。

 山崎圭一は福岡県の公立高校の社会科教諭で、世界史、日本史に関するコンテンツをYouTubeで流し、人気となっている。早稲田大教育学部卒だ。

 僧侶の井本勝幸は、ソマリアやタイ・カンボジア国境の難民支援を長年続けた。2011年からは単独で反政府ミャンマー少数民族の中に入り、政府との和平対話にまでこぎつける媒介役を果たした。

 部活動には、全校生徒の85%以上が加入している。

 スポーツでは、吉田博希と、25期後輩の郷田正が九州電力ラグビー部の監督を務めた。角正武は剣道家だ。

 武末悉昌(よしまさ)は旧制筑紫中学出身で、昭和時代にプロ野球入りして南海、西鉄、高橋で投手として活躍した。

 牛島竜介は1970年に、世界で初めてヨットによる太平洋単独往復航海に成功した。

 西園美彌は、バレエのダンスとは全く違うコンテンポラリーダンスの舞踊家だ。筑高から筑波大に進み、大学院でスポーツバイオメカニクス研究室にてダンスによる動作分析を研究した。ドイツに留学もした。(敬称略)

(フリージャーナリスト 猪熊建夫)