完全なオフがない日々が続いたが、コミュニティは広がった。結果、その気象会社を通じてテレビ朝日から声がかかった。これまでのキャリアに資格が加わり、さらに実務経験を積むことで新たな道が開けたのだ。

 ひとつのスキルを極めて上位1%に入るのは、正直かなり過酷だ。営業成績でトップを取る、プログラミングで誰にも負けない技術を身につけるなどは、並大抵の努力では届かない。

 しかし、「スキルを掛け合わせる」ならハードルは下がる。「営業×英語」、「営業×宅建」、「マーケティング×コミュニケーション能力」など掛け合わせは無限大だ。それぞれは「そこそこ」でも、組み合わせ次第では一気に市場価値が跳ね上がる。

 キャリアでくすぶっている人、モヤモヤしている人は、スキルや資格を組み合わせて自分の理想像をつかむことを考えてみてほしい。可能であればその資格を使って実務を積み、コミュニティを広げること。そこから新しいオファーが生まれる。

 以上、3つの戦略を語ってきたが、やはり一番大切なのは「応募すること」だと感じている。

 振り返れば、新卒の就活で100社落ちても応募し続けたからケーブルテレビに拾ってもらえた。転職も、応募し続けたから1年越しの電話をもらえた。資格を取って、別の現場に応募したから、今のキャリアがある。

 まず、動いてみないと何も起こらない。動くことで成長し、人生を変える転機が訪れるはずだ。

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