5~6点は何らかの要素が弱いため改善の余地がありますが、仕掛けのタネとしての可能性はじゅうぶんにあります。

 1~4点は要素の欠落が目立ち、抜本的な再設計が求められる状態です。

 0は公平性が欠如しており、そもそも仕掛けとして成立していないことを意味します。

誰もが足を止めて読んでしまうほど
強いインパクトを残すパワーワード

日本酒1合1円日本酒1合1円(松村氏より提供)
●4つのポイント
公平性(F):1点
誘引性(A):2点
目的の二重性(D):3点
ユーモア(H):2点

●仕掛けスコア…F×(A+D+H):7点

●コメント:つい2度見してしまうほどインパクトがあります

 大阪・天満にある立ち飲み屋さんの看板です。1円はインパクトがあり、思わず足を止めてしまいます。

 1円で商売をやっていけるのかと思われるでしょうが、非常に戦略的なアイデアなのです。こちらのオーナー曰く「1円にすれば、ここを通る人は面白がって写真に撮ったりつぶやいたりしてSNSに投稿してくれる」。つまりみんなが広告塔となり、勝手に宣伝してもらえるといいます。

 実際にSNSで話題になり、テレビにとり上げられて知名度が一気にアップしました。

 人々を楽しませながら、広告費を一切かけずに宣伝ができ、お客さんも損しないし、お店も注目されて儲かる。Win-Winです。

 ほかにも「立ち飲み屋やのに座れます」と関西弁で書かれたコピーも目をひきます。

 文字だけの看板なのにメリハリが利いていて、熱量が高いディープなエリアです。