女子人気が分かれる「東京電機大」と「聖徳学園」

 東京市部の多摩地区は、JR中央線沿線の学校から見ていこう。25年の受験者数合計が1171人と人気の東京電機大学(小金井市)は、男女の受験者数と倍率が大きく開いている。最多の1日午後[2回](男子383人・3.4倍、女子121人・1.8倍)は男子が前年並みで女子は減少傾向にある。4日午後[4回](男子223人・5.6倍、女子47人・2倍)は男子2割弱増、女子微増とこちらは上向いている。この2つの入試回はEランクとなる。

 Fランクの1日[1回](男子163人・3.2倍、女子52人・1.6倍)は男子1割弱減に対して女子は3割強増と11月よりも勢いを増している。2日[3回](男子145人・5倍、女子37人・1.5倍)は、FからEランクに上がった男子が1割増でFランクの女子は微増である。

 聖徳学園(武蔵野市)はFランク主体で25年に804人が受験し、その3分の1は1日[適性検査型]の受験生で、ほぼ全員が合格している。教科型では1日午後[2/1PM](男子80人・2.3倍、女子26人・1.5倍)が最多で、男子の4割減に対して女子は3割半増となっている。2日[2/2AM](男子47人・2.6倍、女子17人・2.1倍)は男子が減少傾向なのに対して女子は大きく伸びる勢い、2日午後[2/2PM](男子66人・3.9倍、女子19人・3.2倍)は男子減少傾向と女子2割強減といずれも緩和気味となっている。

 4つの入試回で25年に223人が受けた明星学園(三鷹市)はいずれもGランクである。最多の1日[A](男子39人・2.6倍、女子53人・1.5倍)が大きく増加傾向にあるなど、志望者数は少ないものの全体的に上向いている。狙い目は当日12時まで出願を受け付ける1日午後[B](男子18人・1.4倍、女子18人・1.8倍)で、男子が大きく減少傾向、女子は増加傾向ながら、他の入試回ほど倍率は高くならないだろう。

 藤村女子(武蔵野市)は27年に共学化して吉祥寺湧水(ゆうすい)に校名を変更する予定となっている。女子校として最後の入試で60人を募集する。25年は74人が受験して70人が合格した。志望者数がごく少ないので、受験者数が多い入試回を挙げておくと、1日[1回](17人・1.1倍)、6日[総合型選抜](15人・1倍)、2日午後[ダンス選抜1回](11人・1.1倍)、1日午後[2回](10人・1,1倍)となる。

 幼稚部・初等部・中等部がそろい、インクルーシブ教育で有名なASDクラスのある武蔵野東(武蔵野市)は、学校法人名と学校名を吉祥寺学園に改称する。25年は合計86人が受験して66人が合格した。受験生が多いのは1日[一般]の「2科・4科1」(男子13人・1.3倍、女子7人・1.4倍)と「適性型1」(男子9人・1倍、女子8人・1倍)となっている。

 国立音楽大学附属(国立市)は「演奏・創作コース」と「総合音楽コース」で約45人を募集しているが、25年は43人が受験した。1日[1回]の「演奏・創作コース」(男子8人・1.3倍、女子15人・1.2倍)が最多の入試回となる。志望者数はごく少ないので予想は控えたい。