ドイツ産業研究所によると、人をまとめる権限を持つポジションのうち約13%がパートタイムで働いていて、この流れは加速すると見られています。パートタイム雇用は、優秀な人材を確保し企業を活性化させるための有効な仕組みとして考えられ始めているからです。
メルセデス・ベンツやドイツ銀行も
パートタイム管理職を求人
ドイツのオットー(OTTO)・グループで財務・人事を統括するカティ・レーアヴァーさんは、管理職ですがパートタイムで働いています。カタログ通信販売の老舗で知られる同社は一時期、経営危機に陥りましたが、現在は大手オンライン小売企業へと復活しました。そうした自社の激動を、レーアヴァーさんは勤務時間を80%へと減らしたパートタイム管理職として支えてきました。
パートタイム勤務を始めた当初は、育児のために金曜日を丸一日休みにしていました。現在は、12歳の子どもの生活時間に合わせて月曜と金曜の午後を休みにしています。彼女は、「休みの日に会議を入れられることが続くと、正直ストレスでした」といいます。管理職の仕事は、職場を出たら終わり、というものではありません。部下のために、私生活の時間でも対応する必要があります。
だからこそ、はっきりしたルールが重要です。何時まで働くのか、休みの日はどうするのかを決めておくことが欠かせません。今では、働きすぎそうになると秘書が止めるという仕組みも作りました。レーアヴァーさんは、「私はロールモデルでもある」と語ります。管理職という仕事は、長く会社にいることよりも、新しく明確なルールを作ることが求められているのです。
オットー・グループでは役職のレベルに関係なく、パートタイム管理職を募集しています。ドイツの大手企業、メルセデス・ベンツやドイツ銀行も同様に求人の動きが見られます。







