「ながら運転」や「慢心」も
もちろん事故のもと
もちろん、走行中にTVを見てしまうことによる「ながら運転」こそが、安全を脅かす最大のリスクであることは間違いない。
「チラ見する程度なら大丈夫」と軽く考えているドライバーほど、脇見運転で追突事故などを起こす危険性が高まる。
筆者がクルマで街を走っていて感じるのは、「ながら運転」のリスクに気付いていないドライバーが多いということだ。信号待ちのタイミングでスマホを操作した結果、青信号に気付かず後続車にクラクションを鳴らされるくらいならまだいい(それによって交通トラブルに発展しなければ)。
だが、スマホ依存症に陥り、運転しながらもスマホを片手から離せないとなると、いよいよヤバい。
自制心が利かずに運転に集中できなくなったドライバーは、「ながら運転」がバレて交通違反で検挙されることだけでなく、自分が交通事故を起こすことも心配しなければならない。
現在の公道は危険に満ちている。高齢ドライバーの危うい運転、体調が急変したドライバーの不安定な運転、電動キックボードの暴走、イヤホンを装着した自転車による走行……。予測できない動きをする歩行者もいる。
「自分は大丈夫」ではなく
初心に戻った運転を
そのような状況下では、そもそも運転中にTVやスマホを見る余裕など、ほとんどないはずなのだ。危険なドライバーの巻き添えを食わないためには、常に周囲に注意を払いながら運転する必要がある。
ところが一部のドライバーは、「自分はお金と時間をかけて運転免許証を取得したから大丈夫」だと慢心し、他の車両や歩行者に注意を払わない。その挙げ句、スマホ片手にカーナビでTVを見るという「『ながら運転』の二刀流」に手を染めてしまうのである。
電子制御の高度化によってクルマの運転が楽で快適になっても、ドライバーの責任はみじんも軽くなってはいない。それなのに、運転に慣れただけで上達したと勘違いし、自己流の誤った運転操作に陥っている人のなんと多いことか。
なぜ自分は交通事故を起こしたり、交通違反で検挙されたりしないとタカをくくれるのか。「TVやスマホを見ながら運転しても、自分は大丈夫」と思い込むのではなく、自分の運転を客観視することが、事故のリスクを減らし、自分と他人の安全を守ることにつながるのではないだろうか。







