休みを設定することで
仕事のゴールが明確になる
また、いったんゴールを決めることで、「いま、やるべきこと」が明確化され、迷いなく作業を始めることができるのです。
禅的にいえば、まさに「禅即行動(ぜんそくこうどう)」――。
「未来の課題」をむやみに先送りにせず、「いま、自分が集中して取り組めること」に作業を分解し、即座に行動を起こす。そうすれば、仕事が自分のキャパシティを超えて疲弊してしまうことや、先が見えないことに対する焦りや不安に悩まされることもなくなるでしょう。
私自身、庭園デザインの仕事や書籍の執筆活動など、長期で取り組まなければいけないプロジェクトを、いくつも抱えながら生活しています。
だからといって、日々のお勤めもおろそかにはできませんから、何か予定が入ったときは「禅即行動――。すぐさま、作業のボリュームや必要な準備をざっくりと把握し、無理のない範囲で「できること・やるべきこと」を予定に組みこむようにしています。
また、「休み」に関しても、先回りするように計画を立てることが重要です。「余裕ができたら休もう」ではなく、「この日は絶対に休む」と決め、その前日、前々日などを仕事のゴールに設定してしまうのです。
こうすることで、「何が何でも、休日までに仕上げよう」と、心身にエネルギーがわいてきます。結果、ゴール到達の日をだらだらと先延ばしすることも防げるでしょう。
「いい仕事」をする人ほど
予定の「余白づくり」が上手い
いまは多くの会社で、PCやスマホのスケジュール管理ツールを使って、個人のスケジュールが公開・共有されています。
私のスケジュールも、お寺やアトリエのみんなに共有されていて、どんな予定が入っているのかが一目でわかるようになっています。
いちいちメールや電話で、あるいは顔を合わせて、互いの予定や仕事の進捗状況を確認し合ったりしなくていいので、このシステムはとても便利です。仕事をスムーズに、効率的に進めることができます。
ただ一方で、スケジュール帳の“空白”が気になってしまい、それを少しでも埋めようと躍起になり、かえって仕事の効率を下げている人も多いようにお見受けします。
「スケジュールが詰まっている人=仕事のできる人」という思いこみがあるのかもしれませんが、そういう考えは改めたほうがいい。






