骨を強くする栄養素で、よく知られているのはカルシウムです。カルシウムは骨をつくる材料なので、日々しっかりとっていかないといけません。

 時間栄養学によると、カルシウムについては、朝よりも夜のほうが吸収率が高いことがわかっています。

 しかし、もう1つの骨の栄養素、ビタミンD(さかなやきのこ類に多く含まれる)は朝とったほうがよいとされています。実際、骨粗しょう症の治療などに用いられるビタミンD製剤は、朝とることが推奨されています。

 またビタミンDは太陽の光を浴びることで活性化されます。ビタミンDは朝とるのが効果的なのです。

朝が忙しい人には
具だくさんのみそ汁がおすすめ

 脈活で大事な食べ物は野菜です。とくに色の濃い野菜の色素成分は、抗酸化作用があり、動脈硬化を防いで血管を丈夫にします。

 トマトのリコピンも色素成分の1つですが、朝とったほうが吸収がよいという研究データがあります。

 起きてすぐの時間帯は忙しいので、朝メシは簡単にすませたいという人も多いのではないかと思います。それでも野菜はしっかりとったほうがよいでしょう。朝のベジタブル(野菜)、朝ベジをおすすめします。

 朝メシの野菜というと生野菜サラダをイメージしがちですが、別に温野菜でもかまいません。とくに朝メシがごはん派の人は、野菜をたっぷり入れた具だくさんみそ汁でとるのもおすすめです。

 また、パンやごはんなど主食の前に野菜をとるようにすると、食物繊維の働きで食後の血糖値の上昇がゆるやかになり、血糖値スパイクが防げます。

 睡眠というと、食べ物とは無関係に思う人がいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

 とくに、たん活のところでお話しした朝たんは、睡眠の質を高めることがわかっています。

 ここにも体内時計が関係しています。朝、太陽の光を浴びたり、朝メシをとることで体内時計がリセットされると、セロトニンという脳内物質がたくさん分泌されます。

 このセロトニンは、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの材料になっています。