朝分泌されたセロトニンは、14~16時間後にはメラトニンというホルモンに換わり、脳内に分泌されます。このメラトニンが分泌されることで、人はだんだん眠くなってきます。

 セロトニンはトリプトファン(大豆製品や乳製品、たまご、鶏肉、バナナ、りんごなどに豊富)というアミノ酸(たんぱく質の成分)を原料にしてつくられます。

 したがって、朝メシにトリプトファンを含む食事をとれば、セロトニンが分泌されやすくなり、夜にはそのセロトニンがメラトニンになって睡眠の質を高めてくれるというわけです。

朝にしっかり食べる習慣が
記憶力の低下を防いでくれる

 年齢を重ねると、誰でも多かれ少なかれ記憶力が低下してくるものです。そんな経験をして、「認知症が心配だ」という人も多いのではないでしょうか。

 脳の働きを高める栄養素としては、魚油があります。朝は魚油の吸収もよいので、いわしやさば、まぐろ、さけなどを朝食べるのもよいでしょう。

 それだけではありません。朝メシを食べる習慣こそが脳活になるのです。

 脳を元気にするには、規則正しい生活が重要です。朝決まった時間に起きて、日中は活動的に過ごし、夜は休んで決まった時間に寝る。その間に、3食をきちんと食べる。このような規則正しい生活が認知症を遠ざけます。

 朝メシは体内時計をリセットし、1日の生活のリズムをつくってくれます。その意味でも、3食の中で一番大事な食事です。

 もちろん、認知症の予防には脳に刺激を与えることも重要です。朝メシの前に新聞を読んだり、その日に行う予定をメモしたりするのも脳活になります。朝から脳を刺激する生活習慣が大事です。

朝食後のスクワットで
幸福感や高揚感溢れる毎日に

 幸活というのは、メンタルを健康にして、ハッピーになるための活動のことをいいます。

 腸活や眠活のところでお話ししたセロトニンは、別名、幸せホルモンと呼ばれています。その理由は、セロトニンには精神を安定させる働きがあり、逆にセロトニンの分泌が低下すると、不安やうつなどの症状が起こることがわかっているからです。