退職を決断するまでの「小さなサイン」とは?

ケツァールさん:Xさん、Yさん、Zさんは、退職のそぶりというか、サインのようなものはあったんですかね。寝耳に水のような書き方ですけど。

鶯さん:そう、小さなサインが以前からあったかもしれませんよね。

ネコさん:例えば、明らかに物申すべきタイミングなのに、何も言わないでいるのも、「ずーっとここにいるつもりはない」というサインなんじゃない?せっかく内部通報窓口があっても、退職が決まってからやっと通報する人もいるし。

ペルシャ猫さん:伏線を見逃していたってことかもしれないですね……。

ネコさん:退職者ヒアリングをしていたときに、ある退職者さんから、「退職を決意するまでには、何度も何度も『確認ボタン』を押していた」と言われたことがあったなぁ。上司ともめたときとか、会社の対応に疑問をもったときに、「退職しますか? Yes・No」みたいな確認画面が出るんだって。

 何度も何度も「Yes」を押して、最後に「実行」しか表示されなくなって、退職表明に至るんだと。だからそこまで行ってから引き留めたって、退職を取りやめるわけないよね。だってもう「実行」を押してしまっているから。

キリンさん:愚痴をたくさん言っていた人が言わなくなると、辞めるサインだと聞いたことがあります(笑)

ケツァールさん:それは確認ボタンを押し続けて「もう辞める」ってなってしまった人だと思いますので、そこで周りが異変に気づいても遅いんでしょうね。

ペルシャ猫さん:愚痴のレベルになると、半分笑い話になったりするじゃないですか。もう笑えなくなったら辞めるんでしょうね。私の前の上司や先輩たちは、クラッシャーの部下だった人も多くて、たくさんクラッシャーたちのエピソードを話してくれたんですけど、みんな面白おかしく話してくれました。そういう人たちはずっと残っていますね。

鶯さん:話せる相手がいる環境がよかったのかもしれませんね。

ペルシャ猫さん:結構、飲み会文化だったので、それが息抜きになっていたと聞いたことがあります。今の時代、その文化がどれだけ通用するか、という問題はありますが。

ネコさん:人の要因で、辞めたくなることもあれば、踏み留まれることもあるんだよね。

キリンさん:このAさんの職場は、踏み留められるような人がいなかったことの裏付けにもなるように思いますが…。今後新しい人を雇ってもその人も辞めてしまうサイクルを止めるには、どうすればいいんでしょう?育成を続けることも答えと思いますが。