相談者である人事Aさんへのアドバイス

ペルシャ猫さん:辞める原因となるキーパーソンもいれば、辞めない原因となるキーパーソンもいると思います。ハーバード・ビジネス・スクールの研究報告書『Toxic Workers』によると、周りに悪影響を伝播させてしまう人がいるそうです。なので、キーパーソンを見極めるところからはじめてもよいかもしれません。労働条件が原因なのだとしたら、そこも改善した方が良いですね。

みみずくさん:Aさんのリスクセンスを磨くしかないな。退職を考えている社員の「兆候」を見逃さないという意味もあるし、退職につながる職場の問題を見つけるという意味もある。加えて、退職を踏み留まらせるだけの「魅力」を見つけて社内に発信していくことも人事担当としては必要なセンスだよね。

ネコさん:「デキるヤツは大事、デキないヤツはどーでもいい」みたいな考えがにじみ出ているよ!そんな人事は、「引き留める要因」にはならないさ。世の中の流れは「転職しようぜ!」なんだから、がんじがらめにして踏み留まらせるのではなく、自分から「もっとここで何かしたい」「この人と一緒に働きたい」を増やさないと。

ペルシャ猫さん:相談内容だけではAさんだけが悪いとも言い難いですけどね。Xさん、Yさん、Zさんにも問題が無いとは言えないですし。

ネコさん:会社が「何かしてくれる」のを待っているばかりでなく、自分から要望を出したり、質問したり、何をしたいか伝えたりしないといけないね。ということは、安心して「聞ける」「伝えられる」だけの心理的安全性も必要だということ。

鶯さん:そうですね。まずは組織、体制に改善する点はあったのか、本人要因でどうすることもできないものなのか、そういった見つめ直しが今後の退職者を減らすことにもつながるかも、と思いました。

ケツァールさん:会社の期待を個人に伝えて投資もして、Aさんが誠実なコミュニケーションをとれていたら、Xさん、Yさん、Zさんが年始に一斉に退職することなく、多少なりとも転職時期が遅れる可能性はありそうですね。

ペルシャ猫さん:XさんYさんZさんが示し合わせて一斉に退職したのか、お互いに知らずに退職したのかは分からないですが、早めに退職時期を伝えて、極力迷惑がかからないようにするということはあったかもしれないですね。

みみずくさん:理由はどうであれ、同じタイミングで複数の方に退職されるというのは大きなダメージ。会社とか職場をあらためて見直す機会ととらえて、改善につなげてほしい。