ステップ3:お互いの自由を尊重する

残念ですが、「財布が別々」の夫婦は貯金できません…妻と1億円貯めた“資産形成のプロ”が断言する理由筆者は灘高・東大を卒業後、「GAFA」の一角の日本法人などを経て、現在は「FIRE」を達成。作家としても活動し、自身や仲間のFIRE体験談を記したKindle本を発売しています。
君たちはFIRE後どう生きるか』(寺澤伸洋 著/Amazon KDP)。

 とはいえ、これまで夫婦別家計に慣れていた人が、急に財布を一緒にすると、「パートナーに縛られている」「監視されている」といった不自由さを感じることがあります。そんな感情を抱えていては、共同での家計管理は長続きしません。

 そこでステップ1~2の応用編として、毎月上限を決めて「相手に内容を伝えず自由に使っていいお金」を設定してみましょう。不自由さを解消する有効な手段となります。

 上限額の範囲内でお互いに納得し、意義のあるものにお金を使うことと、夫婦別家計で隠れてお金を使うことは別物です。こうした“遊び”の部分があるからこそ、共同での家計管理に前向きになれますし、夫婦間の心理的安全性も確保されます。

 家計を長年別々に管理してきた夫婦にとって、急にすべてをさらけ出すのは抵抗があるかもしれませんが、まずは以上のステップで段階的に進めてみてください。

 財布を一つにすることは、お互いに縛り合うことではありません。二人で同じ未来を描き、一緒に歩むための「羅針盤」を持つことです。

 資産形成に不安があるご夫婦は、「お金は二人のもの」という考え方のもと、お互いが幸せになるためのお金の使い方について話し合ってみてください。