時間に区切りをつけるから仕事は終わります。同様に、休むと決めるから休めるのです。
あなたとチームが今休めていないのは、時間に区切りをつけずなんとなく残業し、忙しいことを理由に、休むと決めていないからかもしれません。
休むと決めないと、仕事は終わらず休めません。
リーダーが休まないと
部下全員が休めない
リーダーが休まないと、メンバーは同調圧力を感じ、休めません。メンバーは良くも悪くもリーダーのコピーをします。
先日、残業が多く疲れをためこんでいる若手社員のカウンセリングをしました。彼は、「時間をかけたほうがいいものができるから、残業は仕方ない」と言います。
20代からその言葉が出てきたことに、私は衝撃を受けました。
それは彼独自の考えではありません。リーダーが毎日残業し、「時間をかければいいものができる」と周囲にも話しているがゆえに、彼はその働き方や考え方をコピーしていたのです。それ以外の方法を知らないのですから仕方ありません。
翻って、かつて取材をした大企業の社長は、部長になった頃から一切、残業しないポリシーを貫いていました。
「アイデアを出すにしろ、最初に考えたものがたいてい最もクオリティが高いのです。もっといいものをと時間をかけてさまざまな案を出すと、こねくりまわしてしまって本質から外れることがよくあります。だから、時間をかける意味はあまりないと思っています」
自分の経験と照らし合わせてみても、まったくその通りだと痛感します。私はこの言葉に深く共感しました。
その会社の社員たちの多くは、定時で帰り、休暇もしっかり取得しています。社長の働き方、マインドをコピーしているからです。
長時間労働をして売り上げが伸びた、会社が強くなった。そういう成功体験をお持ちの方も多いと思います。確かに、人口が増えていた時代はその働き方で成果が出ていました。
しかし今は、人口が減り続け、この先どうなるか予測もつかないVUCA(編集部注/予測困難なビジネス環境)の時代です。人手不足が加速するうえ、育児や介護で短時間勤務をせざるを得ない人が増えていきます。







