もともと生理不順で数カ月生理がこないのは珍しくなかった。妊娠検査薬を使ったら陰性だったこと、算数LDもあり生理周期を把握していなかったこと、30代前半に婦人科を受診した際「今は妊娠しづらい状態なので子どもが欲しいなら不妊治療が必要です」と言われたこと、つわりがまったくなかったことなど、あらゆる要因が重なり、妊娠に気づくのが遅れてしまった。
「発達障害、気分に波があっても育児ができる?」と不安に……
ADHD特性でモノの整理ができず部屋は荒れるし、脳内整理も苦手で情報の処理が追いつかなくなりパニックになるし、発達障害の二次障害で気分に波のある私が育児などできるのだろうか。そんな不安から精神科の主治医と産婦人科医、助産師、地域の保健師に連携してもらい、2025年8月末、男児を出産した。
妊娠中はあんなに不安だった育児だが、育児が始まってみるとほとんど悩みはなく、現在息子は5カ月になった。体重も生まれたときの2倍以上になり、離乳食も始めようと準備をしているところだ。
産後は女性ホルモンの量が一気に激減することと、育児による睡眠不足により産後うつを引き起こす場合がある。10代の頃からずっと抑うつや双極性障害II型と一緒に生きてきたので、私は人より産後うつになりやすいのではないかと思っていた。
また、ADHDの人は定型発達(健常者)の人より脳が疲れやすく、不眠症やナルコレプシーなど睡眠の悩みを持つ人が多いという研究結果も出ている。夜間授乳による睡眠不足で精神的にも体力的にも限界を迎えてしまうのではないかと思っていたが、最近は夜間授乳もほぼなくなり、なんとか睡眠の問題は乗り越えられた。
産後すぐの保健師の訪問や産後2週間後の外来ではかなり気をかけてもらったが、1カ月健診や3・4カ月健診でもまったく産後うつの兆候はなく、毎日息子をベビーカーに乗せて散歩をするし、飲み歩くこともできないので妊娠前よりも健康的な生活を送っているように感じている。
このように順調に育児に取り組めているのには、いくつか理由がある。







