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複雑な人間関係が交錯するビジネスの現場では、意外とマニュアル通りに定型フレーズを正確に使いこなせないものだ。そこでコミュニケーショントレーナーの著者が、自ら考案した再現性が高いコーチングメソッドを伝授。フォーマットに沿って対話を進めるだけで、相手に安心感を与えながらも行動変容を促すことができる方法とは?※本稿は、司 拓也『「言いにくいこと」をうまく伝える』(フォレスト出版)の一部を抜粋・編集したものです。
とっさの状況では定型フレーズを
使いこなすのは至難のワザ
これまで私は、100冊を超えるリーダーシップ関連書籍を研究してきました。
しかし学べば学ぶほど、「この知識を明日の現場でどう活かせばいいのか?」という根本的な課題に直面しました。
特に痛感したのは、書籍に記載される「会話例」の現場再現性の難しさです。
複雑な人間関係が交錯するビジネスの現場では、「とっさの状況で定型フレーズを正確に使いこなせない」という現実があります。
これは私自身の実感であると同時に、これまで相談を受けてきた経営者やマネージャー、企業の教育担当の方々からも、数多くいただいてきた声でもあります。
どの本も、さまざまなシチュエーションを想定し、多数の会話例を紹介しています。
確かに、どれもすばらしい内容です。
しかし、実際に部下と向き合い、フィードバックを与えようとするとき、それらの会話例を瞬時に思い出し、適切に使いこなすことは、至難の業と言わざるを得ません。
特に「パワハラと言われたらどうしよう……」「相手を傷つけてしまわないだろうか……」といった不安を抱えながら、部下と接しているリーダーも少なくないでしょう。
そんな不安の中で、何十通りもの会話例を記憶し、使いこなすことは容易ではありません。
私はもっとシンプルで、再現性が高く、安心して使えるコーチング手法を考案しました。







