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一カ月前に「佐藤です」と名乗ってくれた人に久しぶりに会い、「えーっと、何さんだったっけ……」。これは、「覚える」と「思い出す」が異なる脳の活動であるために起きる現象だ。「もうトシだから」と諦める前に、情報をアウトプットする訓練をしてみてはどうだろう?東大生作家の筆者が、記憶を自由に引き出すための勉強法を紹介する。※本稿は、東大生集団・株式会社カルペ・ディエム代表の西岡壱誠『なぜ勉強すればするほど頭が悪くなるのか?』(星海社新書)の一部を抜粋・編集したものです。
スマホで情報に触れすぎると
認知症のように記憶力が低下する
昨今、「スマホ認知症」という言葉が登場しています。これは、スマホを使い過ぎた人の記憶力が認知症のように低下してしまう現象です。
人はスマホを使い過ぎて情報を大量に摂取すると、物忘れが激しくなってしまうのです。情報にたくさん触れているはずなのに、いや、だからこそ情報を脳のクローゼットから引き出しにくくなってしまうというメカニズムです。
情報を摂取しやすい時代になってしまったからこそ情報に溺れて、結局何が大事なのか、何が言いたいのかが掴みにくくなってしまう――現代の参考書と同じ構造ですね。
「情報にたくさん触れている」ことと、「記憶に残る」「理解できる」ことは、まったく別物です。情報のインプット量は増えているのに、アウトプットの力──つまり「自分の言葉で語る」「他者に説明する」「応用する」力は弱まっているのです。
情報をインプットするだけでは
現実社会で役に立たない
学びにおいて、情報をたくさん得ること自体が悪いわけではありません。







