女子受験生ランクごとの動向
ここからは女子受験生について触れる。サンデーショックの直接の影響は先述した通りである。ランクごとに受験者数合計(25年比増減)を見ていこう。Aランク1745人(221人増)は女子学院の抜けた穴を埋めるほどには増えなかった。Bランク2416人(237人増)では共学校に注目したい。東京農業大学第一[1回]50人増、広尾学園[1回]17人増に対して、広尾学園小石川[1回]44人減となっている。東洋英和女学院の抜けた穴は埋め切れたようだ。
Cランク2571人(298人増)は中央大学附属横浜[1回]64人減が目に留まる。他のランクでも同様だが、26年はMARCHなどの付属校が受験者数を軒並みと言っていいほど減らしている点も大きな特徴となっている。ここには構造的な要因があると、森上展安・森上教育研究所代表は見ている。この点についても後日詳細に検討してみたい。Dランク3151人(264人増)はほとんどが増加している中で、受験者数をわずかとはいえ減らしている学校が神奈川に集まっていることに気が付く。森村学園[1回]25人減、公文国際学園[A]18人減、ここからは一桁減だが、山手学院[A日程]、日本大学[A-1日程]、そして東京・八王子市の帝京大学となる。
Eランク3116人(70人増)は男子校が4校に対して女子校は10校もある。ご近所にある実践女子学園[1回午前]と東京女学館[一般学級1回]が37人と36人減らしているのが目立つ。共学校では東洋大学京北[一般1回]25人減、創価[2/1]24人減、日本大学藤沢[1回]20人減が比較的大きい。逆に増やしている学校としては、かえつ有明[2月1日午前]34人増、晃華学園[1回]28人増、目黒日本大学[2月1日午前]25人増、大妻中野[1回アドバンスト]21人増、日本大学第二[1回]20人増が挙げられる。
Fランク2456人(33人増)になると男子校は1校だけなのに対して、女子校は8校ある。まず目に付くのが113人減の鎌倉女学院[1次]だろう。同じ鎌倉市内にある清泉女学院[1期]22人増との落差が大きい。日本大学第三[1回]34人減がそれに次ぐ。増加している学校としては、桜丘[1回2科・4科型]82人増、日本工業大学駒場[1回]34人増。聖徳学園[プライマリー][適性検査2科]31人増、横浜女学院[A-1]29人増が目に付く。
Gランク3429人(5人増)は男子校4校に対して女子校は33校もある。そのため、女子受験者数の合計が最も多い。とはいえ、学校間の差も開いており、共学化への道を歩むところが今後も出てきそうである。受験者数が増加している学校を見ておこう。文教大学付属[1回]49人増、京華女子[1回2科・4科型午前]と横浜女学院[A-2]が各33人増、富士見丘[WILL]とトキワ松学園[1回]の各31人が好調のようである。
Hランク1688人(132人増)も念のため見ておこう。まず、新たに始めた頌栄女子学院[1回英語利用]47人が注目される。先行した豊島岡女子学園ほどではないものの、しっかり受験生を確保できた。英語利用入試は堅実で、山脇学園[英語A]75人、三輪田学園[1回午前英検利用]47人のように受験生を集めている。淑徳SGから校名を変更した小石川淑徳学園が[1回一般]21人増と前年比で2倍増したのは、他の小石川を冠した学校からの連想もあずかっているかもしれない。







